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セントラル空調・産業用チリングユニット

熱源機器:空冷チリングユニット

低GWP空冷チリングユニット

5~30馬力に新冷媒R32採用機種ラインアップ

R32採用 空冷チリングユニット:機種シリーズ

  機器容量 5馬力 8馬力 10馬力 15馬力 20馬力
(10+10馬力)
25馬力
(10+15馬力)
30馬力
(15+15馬力)
ヒートポンプ
チリングユニット
(冷却·加熱兼用)
標準仕様
派生機 耐塩害仕様
耐重塩害仕様
異電圧(400V)仕様
ブライン仕様
公共建築仕様
ウォーター
チリングユニット
(冷却専用)
標準仕様
派生機 耐塩害仕様
耐重塩害仕様
異電圧(400V)仕様
ブライン仕様
公共建築仕様

冷却専用の3馬力機種もご用意しております。詳しくはこちら

5・8・10・20馬力機種は、フロン排出抑制法が定める有資格者の定期点検が不要。(簡易点検は必要)

環境性

新冷媒+省冷媒化地球温暖化影響79%以上低減

新冷媒+省冷媒で、
馬力当たりのGWP総量は業界トップクラス。

従来冷媒R410Aと比べ、地球温暖化係数が約1/3の新冷媒R32を採用するとともに、新型熱交換器などによって冷媒そのものの使用量も抑え、地球温暖化影響を大幅に抑えました。

●地球温暖化係数(GWP)比較
地球温暖化係数(GWP)比較

※地球温暖化係数(GWP)は「IPCC第4次評価報告書」出典の100年値での値。

●冷媒による地球温暖化への影響の比較(GWP換算 = GWP×冷媒量)
冷媒による地球温暖化への影響の比較

※15馬力機種比較の場合。削減率は機種によって異なります。

効率性

VRV Xとヘキサゴンフォースの省エネ技術を融合し、
高い運転効率を実現。

従来冷媒R410Aよりエネルギー効率に優れた新冷媒R32の採用とともに、熱交換器や圧縮機の効率性を向上。高い運転効率を発揮します。

エンタルピ効率の高い R32冷媒を採用。

比エンタルピーグラフ

ヘキサゴンフォースと同じ高効率圧縮機を採用。

高効率圧縮機性能グラフ

VRV Xシリーズと同じ、熱交換効率を高めたマイクロチャネル熱交換器を採用。

・耐重塩害相当の耐食性を持つ熱交換器

マイクロチャネル熱交換器の空気と冷媒の流れ

待機電力の無駄も軽減。

油温に合わせてクランクケースヒーターの電源を自動でON/OFFさせる目標油温ON/OFF制御を採用。必要油濃度を維持しながらも、無駄な通電による電力消費を抑えます。

目標油温ON/OFF制御

高い運転効率を発揮。

シリーズ 空冷ヒートポンプチリングユニット(冷却加熱兼用)
機種 UWYA125A UWYA190A UWYA250A UWYA375A UWYA500A UWYA630A UWYA750A
冷却COP ★1 3.28 3.28 3.08 3.10 3.08 3.09 3.10
加熱COP ★2 3.19 3.52 3.19 3.15 3.19 3.16 3.15
冷却加熱平均COP 3.24 3.40 3.14 3.13 3.14 3.13 3.13
冷却IPLV ★3 4.8 5.2 5.1 5.1 5.1 5.1 5.1
シリーズ 空冷ウォーターチリングユニット(冷却専用)
機種 UWAA125A UWAA190A UWAA250A UWAA375A UWAA500A UWAA630A UWAA750A
冷却COP ★1 3.28 3.28 3.08 3.10 3.08 3.09 3.10
冷却IPLV ★3 4.8 5.2 5.1 5.1 5.1 5.1 5.1
★1
冷却運転条件:冷水出口温度7℃、出入口温度差5℃、外気温度35℃(D.B.)
★2
加熱運転条件:温水出口温度45℃、出入口温度差5℃、外気温度7℃(D.B.)6℃(D.B.)
★3
冷却期間成績係数IPLVはJRA4066:2017「ウォーターチリングユニット」に基づいて算出。

リスク回避

熱源システムの異常停止のリスクを低減。

ひずみにくい新構造で転倒や破損を防止。

震度7相当の揺れに耐える

震度7相当の振動試験で、冷媒・電気系統に問題がなく運転可能であることを確認

同じ構造を持つVRV室外ユニットの実験です。東日本大震災最大震度を記録した地域(宮城 県栗原市)の地震波形を再現した振動試験を実施し、独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」が評価。地震発生後は規模に関係なく点検をお願いします。
風速60m/s相当の横風に耐える

風速60m/s相当の力を加える実験で、転倒や部品に破損がないことを確認しました。

風速60m/s相当の横風に耐える試験風景
同じ構造を持つVRV室外ユニットでの実験です。機器は地上のコンクリート面または、同等以上 の強度を持つ据付面に設置してください。また、台風通過後は規模に関係なく点検を行うこと をおすすめします。

バックアップ運転※1で異常停止のリスクを回避

2系統機なら1台のユニットが故障しても
残りのユニットでバックアップ運転が可能。

20~30馬力の2系統機の場合、一方のユニットが故障しても、残りのユニットだけで運転継続が可能。熱源の完全停止を回避できます。

バックアップ運転
モジュールリモコンを使えば
1系統機もバックアップ運転が可能。

同じモジュールリモコンに接続されたユニット間で連携し、万一の際のバックアップ運転が行えます。

接続されたユニット間で相互バックアップ
※1
能力セーブ運転となります

信頼性

産業用途から空調まで、幅広い熱源ニーズに対応

食品冷却など、急激な冷却負荷の変動にも
追従できる立上り性能の向上

食品加工などで必要な急速冷却などのニーズに応え、冷却運転での圧縮機の立上げ(ロードアップ)時間を、標準モードと標準の2倍のスピードで立ち上がる急速モードを選択できるようにしました。

急速モードは標準モードの2倍のスピード立上げ

※急速モードは起動制御時や保護制御時には無効となります。
起動制御が完了し、通常運転に切り換わった後、有効となります。

年間を通して、幅広い
水温ニーズにお応えします

-15℃の低外気でも安定した運転が可能。幅広い水温設定範囲で、多様な水温ニーズに対応することができます。

冷水温度設定範囲4~30˚C、運転可能外気温度





–15~43˚C、温水温度設定範囲35~55˚C、運転可能外気温度–15~21˚C

※外気温度−5℃以下では低負荷時にサーモON/OFFによる出口水温の変動が大きくなります。

年間暖房に標準対応。

恒温恒湿空調の再加熱や昇温用途などの熱源としてお使いいただけます。

設置性

搬入性、設置自由度を高めるコンパクト設計で、現地工事の省工事化も追求。

コンパクト本体で搬入・設置が容易

同馬力のモジュールチラーと比べ、設置面積約48%削減。
設置面積最大35%削減
エレベーター(11人用)での搬入も容易。

最大ユニットでも11人乗りのエレベーターでの搬入可能。20~30馬力の2系統機もユニット単位での分割搬入ができます。

11人乗りエレベーターの例

11人乗りエレベーター
(H2100×W1350×D800)(JIS A4301-1983)

ポンプタンクユニットで現地工事の簡略化、高品質化(オプション)

一般的な冷水システムだと温度を一定に保つために、複雑な配管・計装工事が必要でした。
ポンプタンクユニット(オプション)なら周辺機器が簡略化でき、省スペース設置が可能に。

制御性

多彩な運転制御が行えるモジュールリモコンをオプション化。

最大16台のチラーをキメ細かく監視・制御

モジュールリモコンによる制御例

※モジュールチラーを混在させることはできませんのでご注意ください。

複数ユニットの台数制御だから多彩な運転制御が可能

システム全体の機器寿命を延ばす
ローテーション制御。

系統内で運転時間や発停回数の少ないユニットから順に始動させることで、各ユニットの運転負荷を平準化。システム全体での長寿命化が図れます。

ローテーション制御例
故障による熱源の完全停止を回避する
バックアップ運転機能。

一部のユニットが異常停止しても、系統内の他のユニットが自動的に応急運転を行い、熱源システムの完全停止を回避します。

・能力セーフ運転となります

バックアップ運転機能例
除霜による水温の低下を抑える
同時デフロスト禁止制御。

系統内の複数ユニットが同時にデフロスト(除霜)運転を行わないように制御。除霜による水温の低下を抑制します。

・ヒートポンプ機のみ対応

同時デフロスト禁止制御例
日常の運転管理を自動化できる
週間スケジュール機能。

グループ単位で曜日ごとに8パターンの運転設定(発停・モード・制御切換・水温)を分刻みで設定できます。

スケジュールタイマー設定画面

・スケジュールタイマー設定画面

システム内の運転状況を
わかりやすく表示。

ユニットまたはグループ単位で運転状況を表示。多彩な運転情報を一覧表示で確認することができます。

リモコンの表示例
過去に発生した異常履歴を
詳細に表示。

過去に発生した異常履歴(発生日時・場所・内容など)を表示。 保守点検に有効利用していただけます。

モジュールリモコン/主機能

接続 最大接続台数 16台
最大グループ数 8グループ
制御 台数制御(ローテーション、同時運転)
操作機能 運転停止
設定温度変更
設定温度刻み 0.1℃
運転切替指令(冷却・加熱・蓄熱)
夜間低騒音
強制ファン運転指令
デマンド要求
スケジュール
外部入出力 チラー本体の遠方接点で対応
表示機能 運転停止
温度監視
データ表示(圧力・温度データ)
異常/警報
運転モード(冷却/加熱)
冷温水出入口温度
運転容量(%)
ポンプ運転表示
外気温度
スケジュール

メンテナンス性を高める機能も充実。

温度センサーと連動し、外気温に合わせた自動水温制御が可能。

インテリジェントタッチマネージャー(別売品)、温度センサー(現地調達)が必要です。

Modbus通信にてお客様のPLCと連動でき、各種運転情報の入出力が可能。

外部アナログ(DC4-20mA)入力による設定温度変更も対応可能。Modbus通信や外部アナログ入力には改装対応が必要です。

全機種とも高圧ガス保安法に基づく届出手続き不要。

5・8・10・20馬力機種はフロン排出抑制法に基づく定期点検が不要。

全機種とも簡易点検は必要です。


ユニット本体の電気品箱でも各種運転データの確認が可能。

ユニット本体の電気品箱の基板上にあるデジタル表示部でも各種の運転データを表示。
サービス点検口を外すだけで、メンテナンスに有効なデータが簡単に確認していただけます。

サービス点検口

低GWP熱源機として空調の新たなニーズにお応えします。

外気処理機の換気風量アップにともなうエネルギー消費を抑制します。

エアハン換気の風量アップに環境性・効率性に優れた熱源機で対応。

換気風量アップに伴う能力不足分を小容量機種でカバー。効率既設熱源機を活かしたきめ細かなシステムを実現。高効率な運転で能力アップ分のエネルギー消費も抑制します。

エアハン換気の風量アップ

新冷媒熱源で中小規模建物でのGWP総量を抑制します。

VRV+セントラル空調で空調システムの環境・省エネ性を向上。

VRVシステムの個別空調と搬送効率の優れたエアハンとIPLVの高い本製品による外気処理システムを組み合わせた省エネシステムを展開可能。R32熱源機の導入でお客様建物のGWP総量も低減できます。
また、統合管理にインテリジェントタッチマネージャーを採用することで、計装類を抑えたシンプルな省工事なシステムで、ハイブリッド空調を構築できます。

※1
エアハンをインテリジェントタッチマネージャーに接続する際には別途現地施工が必要となります。詳しくは営業に問い合わせください。
換気量増加ニーズに対応

アプライド空調とVRVシステムを統括管理
1台でトータルな空調管理が可能。

インテリジェントタッチマネージャーロゴ

多彩な空調機器を1台で管理。

計装メーカーのインターフェースを利用し、複雑な現地工事と試運転調整が必要だったアプライド空調の集中管理システムをダイキン独自の空調制御通信方式DⅢ-NETでシンプルに構築。1台でアプライド空調はもちろん、VRVシステムとの統合管理も可能となります。

計装メーカーのインターフェース不要・室温や水温などの監視用のセンサー不要
インテリジェントタッチマネージャーによる制御例
※1
エアハンをインテリジェントタッチマネージャーに接続する際には別途現地施工が必要となります。 詳しくは営業に問い合わせください。

外気温の変化に合わせて送水温度を自動制御。

外気温度の変化に合わせてチラーの設定水温を自動変更する送水温度可変(VWT)制御が可能。外気負荷の増減に合わせた無駄の少ない省エネルギーな運転が行えます。

VWT:Variable Water Temperature

■制御内容(冷却運転時)

外気温の変化に合わせて送水温度を自動制御

エネルギー消費の無駄もしっかり監視。

エネルギーの消費実態や省エネルールから剥離している機器の抽出など、エネルギーマネージメントに有効な情報をキメ細かく表示できます。(オプション)

画面例

熱源システムの監視盤にも早変わり。

建物平面図に室内機を配置した管理画面はもちろん、熱源設備の制御フローの表示も可能。お客様の使い勝手に合わせた制御画面が表示できます。(オプション)

画面例