第3回　ヒートポンプ＋太陽光発電の省エネ生活を寒冷地で実現

「一番の幸せは、妻の『寒い』という言葉を聞かなくなくなったこと」と、ご主人は開口一番、笑顔で報告してくださいました。

確かに、室内の快適さを最も必要としていたのは、家で過ごす時間の長い奥様。
「寒がりだけど靴下は苦手」と、素足で過ごされることが多いだけに、「足元から上がってくるよう」(奥様)な暖かさの質はどんな暖房にも勝るようです。

そんな奥様のお気に入りは、床に直接座って膝にブランケットを掛け、床暖房の暖かさを最大限に活用するスタイル。
「お尻まわりが暖まる感じは、冷え性の私にはとても快適。ファンヒーターなどで上から暖まるのとは全然違います」
とその快適さを語ってくださいました。

気になる省エネ効果については、ご主人が太陽光発電による発電量と光熱費を毎月パソコンで集計。
奥様と一緒に結果をチェックしていらっしゃいます。

ちなみに、昨年の同時期と比べた支払い電気料金は、床暖房の導入とともにアンペア数を50アンペアから70アンペアにアップして基本料金が上がったこともあり、プラス1万円程度に。
しかし、ファンヒーターで使用していた分の灯油代が不要になったことを考えると、実質差額はもっと小さくなりそうです。

何より、最近奥様がお仕事を辞め、在宅時間が増えたことを考えれば、「十分納得のいく効果」とご主人も満足そう。
まだ使い始めたばかりですが、定年後を見据えた光熱費削減計画にも貢献してくれそうです。

そして、ヒートポンプ式の導入で環境にやさしい生活が実現できたことは、 ご主人にとっては何よりの喜び。

「床暖房の運転中に室外ユニットのそばを通ると、どんなに寒い日でも、さらに冷たい風が排出されているのがわかるんです。こんなに寒いのにちゃんと空気の熱を集めて利用しているんだと、改めてヒートポンプ式のパワーを実感しました」(ご主人)。

工事前には、「室外ユニットの排水が凍結するのでは？」という心配もありましたが、実際に使ってみると、全く心配のないことが分かりました。