床暖房 モニターレポート
イギリスから来訪していたお兄さん一家を送り出すと同時にスタートした工事。
週末をはさむ3日半の工事期間が、ピクニック気分のうちに終了したあとには、
床材の質や丁寧な配線など、思った以上の美しい仕上がりと、以前は考えられなかった暖かさが待っていました。
一戸建て住宅のLDK全体 をまんべんなく暖めて、 健康で快適に暮らしたい。
こだわり
養生された家具類
初日の工事は午後からのスタート。
その日の午前中まで滞在していたお兄さん一家を、ご主人が空港に送る間に作業が始まりました。手始めは家具の移動と養生。長方形のリビングを縦長に半分に分割、まずは廊下側に家具を寄せ、空いた側からパネルを敷き詰めていく段取りです。
幸い、リビングに置かれている家具が少なく、テレビ台などの大型家具にはキャスターがついていて移動が容易だったことから、事前に家具を搬出する必要もなくスムーズに準備が整いました。
床に温水管用の穴を開ける様子
作業スペースができたら、次は温水管を通す位置の決定です。
温水パネルからのびる温水管は、床下を通って室外機へとつながるわけですが、このとき問題になるのが床下の鉄骨の位置。
ユニット工法で建てられたローガン様邸の場合、床材と鉄骨の間に隙間がなく、鉄骨に邪魔されると床下までパイプを通すことができません。
そこで、床に直接ドリルで小さな穴をあけ、鉄骨の位置を確認したうえで温水パイプを通す位置を決めるというわけです。
鉄骨位置自体は床下からでも確認できるのですが、温水パネルの設置位置に合わせて進めるには、上から穴をあけて確認したほうが効率的。
万一、鉄骨を避けるために別の場所に穴を開けなおすことになっても、最終的に上から温水パネルを敷き詰めるため全く問題はありません。
ちなみにこの穴、初日の工事が終わる頃にはまだ露出した状態。
ちょうど子どもさんの指が入る大きさでしたが、「穴の位置を教えてくださったうえ、一つひとつテープでふさいでくれて安心できました」と奥様は喜んでくださいました。
さらに初日の工事では、電源を取る分電盤から屋外への配線、リモコンの位置決めなども実施。洗面所の分電盤からの配線は、バスルームの天井裏を通して屋外へ。屋外での配線の固定は、外壁材に直接穴を開けると割れてしまうため、目地にゴム状の樹脂を塗り、そこにネジ止めが施されました。
室内のリモコンについては当初、「配線がある程度壁に露出してしまうのは仕方がない」と思われていました。
理由は、リモコンを取り付ける壁の内部に渡された木材。
壁の中にコードを通しても、この木材に邪魔されて、床下まで配線がのばせないのです。しかし「何とか壁の中を通したい」と職人さんが大奮闘。
壁にいったん穴をあけ、内部の木材の一部をコードが通るように削り取り、キャップでふさぐという方法で、みごと壁の中に配線を隠すことに成功しました。
穴を開けた部分はリビング側からは見えず、裏側から見ても、引き戸を引くと隠れる位置。目立たない部分に凝らされた工夫で、リモコンまわりもスッキリ美しく仕上がりました。
配線の露出がなくすっきりしたリモコンまわり
既存の床にボンドが塗られる様子
パネルからの温水管を床下に通し圧着
2日目からは、いよいよ温水パネルの設置。この日現物を見たご主人は、その予想外の薄さにびっくり。
仕上がりにも期待がかかります。使用されたパネルのサイズは、キッチン側から窓側に向けて、6尺、9尺、6尺の3種類。
これで縦長のリビングを3エリアに分けるというわけです。各パネル用に温水パイプを通す穴を開けたら、既存の床にボンドを塗り、パネルを貼り付けて釘で固定。1枚あたり3~4分のハイペースで、どんどん作業は進行。
ある程度パネルを貼り終えたら、床下の温水管をつなぐ作業も並行して進められました。
キッチン部分には温水パネルは入らないものの、床材は他の部分と同様に敷き詰められます。
ユニットに合わせて床材をカットしたり、逆に床材に合わせて造りつけ家具をカットしたりと工法を使い分け、美しい仕上がりが実現しました。壁際の処理については、もともと取り付けられていた幅木が簡単に取り外せたため、床材を敷く前に外し、敷き終わった後で再度取り付けることに。新たな幅木を用意しなくて済んだ分、コストダウンにもつながりました。
段差については基本的に扉の内側(リビング側)で処理しましたが、引き戸のうちの1ヵ所は、内側に段差を作ると戸が外せなくなるという課題が。
そこでこの引き戸についてだけは、いったんドアのレールを取り外して新たな床面に取り付け直し、高さの調整のため扉を少しカットしてはめ込むことに。その自然さは、指摘されなければリフォームしたと気づかないほどです。
今回、工事期間に週末が含まれたこともあり、「日中出かけている間に工事が終わっている、といった感じであまり気遣いはなかった」とご夫妻。工事用の資材の搬出入はリビングの掃き出し窓から行われたので、廊下や玄関を通って出入りする分には全く支障はなかったそうです。
ご在宅の日は、哺乳瓶や湯沸しポットを2階に持って上がり、2階にある洗面所を活用することで、お子さんのミルク作りも問題なくクリア。食料品などもクーラーボックスに詰めて2階に運ばれましたが、 「子どもはかえってピクニック気分で楽しかったようです」と奥様。
工事の音については「静かなのが好きな赤ちゃんは、お昼寝時間は外出する工夫もありかも」と思われたそうですが、ローガン家のベビーちゃんたちには全く問題なし。
ご主人も、「家族五人、1LDKのアパートで暮らしてるみたい」と、めったにないひとときをかえって楽しまれたようです。
また、工事は日中だけなので、もちろん朝と夜はキッチンも使用可能。朝食はいつもどおり1階で済まされました。
夜はテレビが見られない日が2日ほどあったものの、「その分家族の会話が弾んだ」と奥様は嬉しそう。
ちょっと非日常な時間も、まる3日半という短期間だけに、楽しんでいるうちに終わってしまいました。
仕上がりに関してはご夫妻ともに大満足。
とくにご主人は、思っていた以上に雰囲気のいい床材が相当気に入られた様子です。
「色も落ち着いた色だし傷もつきにくい。
廊下の床材もこれに変えたいくらいです(笑)」。
ダイキンエアテクノの杦山氏によれば、この床材は、ワックスも不要な高機能タイプ。
「しばらく使ってみて、『やっぱり廊下も』ということになればご連絡ください」との杦山氏からのひと言に、ご夫妻も安心されたようです。
そしてメカ好きのご主人が興味津々だったのが、引渡しの際の室外機やリモコンの取り扱い説明。
本体の説明表示が全て日本語表記なためもあってか、説明するダイキンエアテクノの杦山氏にも細かい点までその場で確認。
携帯電話のように直感的に扱える新型リモコンについては、「エアコンよりずっとシンプルでわかりやすい」と感心していらっしゃいました。
今まで、寒い中、朝一番に階下に降りて暖房のスイッチを入れていたご主人も、これからはタイマーで床暖房をセットしておくだけ。
その点でも、一番嬉しいのはご主人なのかもしれません。
いっぽう、「ここを押すと、24時間365日受付のサービスセンターの電話番号が出ます」という杦山氏の説明に驚いたのは奥様。
「私はマニュアル類をすぐなくすタイプなので、リモコンに問い合わせ先が載っているのはとても助かりますね」
そして引渡しの翌日、春とはいえ朝はまだまだ足元が冷えるということで、さっそくタイマーで床暖房を試してみたご夫妻。
朝一番で階下に下りたご主人は、「いつもは2階のほうが暖かいのに、今日は1階のほうが暖かい!」と大喜び。
奥様も、本来なら床が冷たいはずの朝一番から赤ちゃんを
床でゴロンと遊ばせられたこと、裸足でいても暖かいことに感激されたそう。
「既存の床に重ね貼りしているせいか、床暖房をつけなくても暖かい気がするのも嬉しい。
これから暖かくなりますが、私は冷え症なので、しばらくは朝方だけ床暖房を使うのもいいな、と思っています」と、さっそく大いに活用していただけそうです。
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