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  5. 厨房の暑さ対策はどうする?熱中症から従業員を守り生産性を上げる方法

厨房の暑さ対策はどうする?
熱中症から従業員を守り生産性を上げる方法

業務用エアコン

厨房の暑さ対策は、飲食店にとって避けて通れない課題です。高温多湿の悪環境は熱中症を引き起こす恐れもあり、従業員を熱中症から守ることは重要です。また暑さ対策で厨房が快適になれば、求人募集のPRポイントになったり、従業員の定着率があがったりと、人材確保の観点でも厨房の快適性は重要でしょう。
本記事では、厨房の暑さが引き起こす問題点とリスクから、効果的な対策方法を解説します。従業員が快適に働ける環境づくりと、店舗の生産性向上につながる具体的な方法を紹介します。

厨房の暑さがもたらす問題点とリスク

厨房の高温環境は、さまざまな面で問題を引き起こす可能性があります。以下に3つのリスクについて説明します。

従業員の熱中症リスク

高温の厨房環境下での作業は、従業員の熱中症リスクを高めます。厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、施設の温度は25℃以下に保つことが望ましいとされています。

作業効率の低下

暑さによるストレスは、従業員の集中力と作業効率に影響を与える可能性があります。例えば、体力の消耗や集中力の低下で料理の提供時間が遅れる、従業員のモチベーションが下がるといった問題が発生する恐れがあります。

食品衛生上の懸念

高温多湿な環境は細菌の繁殖を促進する可能性があります。食品の安全性を確保するためにも、適切な温湿度が重要です。

厨房の暑さ対策4選

厨房の暑さ対策には、さまざまな方法があります。ここでは、効果的かつ実践的な方法を詳しく解説します。これらの対策を取り入れることで、より快適な厨房環境づくりを目指しましょう。

涼しい作業服を選ぶ

作業服の素材によって、体感温度は大きく変わってきます。特に、速乾性素材の作業服は効果的で、汗を素早く吸収し蒸発させる特性があるため、汗による不快感を軽減し、体温上昇を抑える効果が期待できます。作業服を選ぶ際は、以下の点を重視するといいでしょう。

  • 通気性の良い素材を選ぶ
  • 吸湿性と速乾性のバランスが取れた素材を選ぶ
  • 動きやすさと安全性を考慮したデザインを選ぶ
  • 衛生面を考慮し、汚れが目立ちにくい色を選ぶ

設備の定期的な点検と清掃を行う

設備の定期的な点検は、厨房の快適な環境づくりと衛生的な環境を保つために重要です。調理場の空気中の油分を除去しながら排気するグリスフィルターをはじめ、各設備の点検・清掃を行いましょう。

ダクトの清掃

飲食店には空調ダクト、排気・換気ダクト、厨房ダクト(グリスフィルター)などがあります。排気ダクト内に油脂が堆積すると、換気効率が低下して厨房の温度上昇につながったり、火災のリスクが高まったりするおそれがあります。1年~3年に1回は専門業者によるダクト清掃を行いましょう。

設備機器の点検

調理機器や冷却機器は定期的に点検し、適切に動作しているか確認しましょう。不具合のある機器は余分な熱を発生させる可能性があり、厨房の温度上昇の原因となる恐れがあります。また、エネルギー効率の低下にもつながります。

フィルターの清掃

エアコンや換気扇のフィルターは定期的に清掃しましょう。目詰まりしたフィルターは、機器の性能を大幅に低下させるおそれがあります。

業務用エアコンのお手入れについては「自分でもできる!業務用(天井カセット形)エアコンのお手入れ」をご覧ください。

また、専門業者にエアコンの洗浄を依頼するのもおすすめです。定期的な洗浄で、エアコンの清潔性を長く保ち、突然の故障を未然に防ぐことが可能です。

スポットクーラーの設置

局所的に冷気を送るスポットクーラーは、特に熱源の近くで作業する従業員の暑さ対策に効果的です。移動可能なタイプを選べば、必要な場所に柔軟に対応できるメリットがあります。 スポットクーラーを導入する際は、以下の点を考慮するといいでしょう。

  • 冷却能力:作業エリアの広さや熱源の強さに適した能力のものを選ぶ
  • 移動性:キャスター付きなど、簡単に移動できるタイプを選ぶ
  • 騒音レベル:作業環境に適した騒音レベルのものを選ぶ
  • 省エネ性能:長時間使用することを考慮し、省エネタイプを選ぶ

スポットクーラーを導入する際は、厨房全体の空調整備との組み合わせを考えて導入しましょう。

業務用エアコンの活用

可能であれば、厨房環境に適したエアコンを新たに導入、またはエアコンを増強して、厨房内を快適にする方法もあります。厨房用に業務用エアコンを選ぶ際は、耐熱性や防湿性、省エネ機能に優れた機種を選ぶといいでしょう。
業務用エアコンを選ぶ際に考慮したい点は以下です。

  • 冷暖房能力:厨房の広さや熱源の数、強さに適した能力のものを選ぶ
  • 耐久性:高温多湿の厨房環境に耐えられる耐久性のあるものを選ぶ
  • エネルギー効率:長時間使用することを考慮し、省エネ性能の高いものを選ぶ
  • メンテナンス性:定期的な清掃やメンテナンスが容易なものを選ぶ

また、故障や不具合が起きた場合に備えて、サポート体制も確認することが重要です。24時間対応のサポートサービスを提供している業者をあらかじめ確認しておくと安心です。ダイキンでは24時間365日サポートを行っています。

飲食店の業務用エアコンの選び方については「~飲食店様向け~これで解決! 業務用エアコン(店舗・オフィス用エアコン)の選び方」もご覧ください。

厨房の暑さ問題の解決事例

希望軒 上牧店様

大阪府のラーメン店「希望軒 上牧店」では、長年厨房の暑さに悩まされていました。夏場には厨房内の温度が50℃を超えることもあり、従業員からも暑いという声も上がっていました。この暑さ問題を解決するために、ダイキン認定販売施工店の株式会社マルフォースに、空調設備の更新についてご相談いただきました。

厨房の暑さ問題を解決するために、以下の計画で空調更新工事を実施しました。

  • 空調能力が不足していたため、空調能力の高いエアコンに入れ替え(従来は5馬力のエアコン4台から、6馬力のエアコン4台へ)
  • 最新の省エネ性能の高いエアコンを選定
  • ダクトから冷風を送ることで作業者をスポット的に空調できるよう設計

エアコンの更新によって、厨房内の温度が50℃を超えることはなくなり、従業員から「涼しさを感じながら仕事ができるようになった」という声もありました。また、省エネ性能の高いエアコンに更新したことにより、電気使用量も減少しました。希望軒 上牧店様からは「冬でも電気使用量が減り、今年の夏が楽しみです」と暑さ問題を解決しながら電気代の削減にも成功し、喜びの声をいただきました。

希望軒 上牧店様の事例について詳しくはこちらをご覧ください。

厨房の暑さ対策で従業員の健康と生産性向上

厨房の暑さ対策は、従業員の健康面はもちろん、店舗の生産性向上にもつながる重要な課題です。解決策として涼しい作業服の採用や、適切な空調設備の導入、各種機器の点検や清掃などが有効です。従業員が快適に働ける環境づくりは、結果として生産性・業務効率の向上につながります。
購入相談窓口(ダイキンカスタマーセンター)では、エアコンのプロとして豊富な経験と確かな技術力でお客様の業務用エアコンの導入をサポートします。機種選びに悩まれる方や何から始めてよいかわからない方でも、お気軽にご相談ください。

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