ケース2 / 多世帯(親×子×孫)が暮らす家
施主:長田様ご一家(神奈川県)
3月下旬にリノベーションが完成、4月には2人めの赤ちゃんも誕生し、真新しい生活を迎えることとなった長田様ご一家。新居については「とにかくカッコよくて気に入っています。まるでホテルみたい!」(ご主人)「広くてきれいで、最初はどこにいたらいいのか戸惑うほどでした(笑)」(奥様)とお2人揃って大満足です。
エアコンについては「あまりにもすっきり納まっているので驚きました」とご主人。「2×4の家だと配管が見えてしまっているケースを目にすることも多いので、それが全くないのに驚きました」とは、リフォーム会社にお勤めの方ならではのご感想。リビングの床置形エアコンが納められたキャビネットの上部は開閉式になっていて、冷暖房の気流をさえぎらない造りになっていることにも「なるほど」と感心したそうです。
奥様のお友達が完成祝いで訪ねてきたときには、閉めてあったキャビネットの扉をお友達が開けて、「こんなところにエアコンがある!」と盛り上がる一幕もあったとか。せっかくのお部屋のデザインをじゃましない仕上がりは、新居のご自慢ポイントとなっているようです。
すぐ暖かく/涼しくなるけれど自然。エアコンの存在を感じさせない快適さ。 |
ご一家が入居された3月の下旬、今年は寒い日が続いたこともあり、さっそく暖房を使う機会がありました。
「広いのでどれくらい暖まるのか少し不安もあったのですが、全く問題なかったですね。すぐに暖まるし、その割に熱気を感じることなく、とても自然な暖かさでした」(ご主人)
エアコン設置場所から遠いキッチンや、その隣に奥まった形でつながる家事室も、十分に暖かく快適だったそう。とくに家事室は「ちょっとイラッとしたときは、ここに隠れてお茶を飲んでひと息つくんです(笑)」と、奥様にとってはまたとないリフレッシュスペースになっているそうですが、それも居心地のよさがあればこそでしょう。
建築家の河辺氏はこう語ります。「南から北へ大きな空間を取っているので、北側で足元が寒いのは最悪。その足元を暖めようとして上から温風をおろすと、リビングにいる人の顔に当たってしまいます。床置形のエアコンは、そうならないための最良の選択肢。大きめのタイプを選んだことで、パワーに余裕を持ちながら広い範囲を暖めることができます」。その狙いはみごとに成功したといえます。
お話をうかがった5月、日中は風通しのよさを活かして窓を開けて過ごしているそうですが、夜は赤ちゃんが泣く声が気になることもあり、窓を閉めて冷房を使用。暑くなく寒くない、河辺氏のコンセプトである「住む人が意識しない空気づくり」は自然な快適さで空間を満たします。
「家全体を空調する」発想が大成功。寒かった廊下、暑かったロフトも快適に |
ご家族が揃う時間はほとんどリビングで過ごしているそうですが、廊下に出ても快適さは同じ。「部屋の外に出ても違和感がありません」とご主人はおっしゃいます。少年時代にこの家に暮らしていたときの、「部屋は暖かくても廊下は寒かった」という印象はすっかり過去のもの。トップライトのあるホールもしっかり空調され、お子様が遊ぶプレイルームとして活用されています。
また、がらりと変わったのが寝室。高い位置にエアコンを設置したのは、隣に作った脱衣室の天井裏を利用するためでもありますが、ロフト部分も含めて空気を循環させるのも狙いの一つ。天井の内側に遮熱層を作って断熱性を高めたうえでエアコンを効かせたことで、ロフトの空間が一変しました。
以前のロフトの暑さを知るご主人は「上がってみて、あまりに違うのでビックリしました」とひとこと。今後は居住空間として活用するイメージも広がっているようです。
全体として、内階段を残すことで空気のコントロールは難しくなったはずですが、「1部屋ごとではなく全体でどう空調するかを考える」という河辺氏のプランに、ご夫妻も「お任せしてよかった」と実感。今後の使い方についても河辺氏から、「エアコンはつけたり消したりしないほうが電気代が安くなる場合があります。もし電気代が少し上がったとしてもそれ以上に快適性は格段に上がるはず。夏場はぜひ勇気をもって、1カ月つけっぱなしにしてみてください」とアドバイスを受け、実践を検討中です。
リノベーション後のリビングはご両親にとっても満足の空間
「今回のリノベーションは、長田家にとても合っていたと思います」とご主人。河辺氏の提案で内階段を残したことで、階下に暮らすご主人のご両親ともとてもいい関係が生まれています。お子様も、帰宅したお祖父ちゃんに「おみやげだよ」とキャンディ1つを届けに行くなど、祖父母世帯がぐっと身近な存在に。奥様も、平日は階下でお母様と昼食をご一緒される機会が多く、「日中、ひとりぼっちじゃないのがうれしい」と楽しんでいらっしゃいます。
階下のご両親にとっても、子世帯の気配を感じられるのがうれしいよう。「ちょっとした物音もそうですが、空間がつながっているので、匂いで食事の支度をしているのがわかったりして、そうやって気配を感じ取れるのがうれしいですね」とお母様。近くで暮らしはじめて息子さんと話す機会が増えたというお父様も、「いつの間にか家族が集まる段取りをつけてくれていたりして、長男だな、頼りがいがあるなと感じる機会が増えました」と目を細めます。
ご主人の兄弟が家族を連れて集まると、現在総勢14人。みんなでご両親宅で食事をし、その後は2階のリビングで団らん、というパターンも定着しつつあるとか。リノベーション後の住まいは、長田家ならではのにぎやかさ、あたたかさにふさわしい舞台となりました。
リノベーション成功のカギは、「とにかく信頼できる建築家の方にお願いすること」とご主人はおっしゃいます。
振り返れば、河辺氏から提案されたプランはお2人にとって「すごくいい!」と思えるものばかり。「浴室は北側」「エアコンは配管が見えてしまうもの」「広いスペースを暖めるのは難しい」といったイメージも、思い込みに過ぎなかったと今は実感されています。
設計図面を見て「私のためのリノベーション!」と奥様が感動されたこと、「文字通り床に置くだけのものだと思っていた(ご主人)床置形エアコン」がリビングの空間に溶け込み、快適な空間をつくり上げていることなどは、住む人の気持ちや空気も含めて設計する、空間づくりのプロが考えたからこそと言えるでしょう。
新しいご家族を迎え、ますますにぎやかになった長田家。ここから生まれる家族の歴史が楽しみです。
新しい家族を迎えた喜びとリノベーション完成の喜びで笑顔があふれる長田様ご一家と河辺氏
ケース2
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