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ハウジング・マルチエアコン

ケース1 / 大阪の3階建て住宅

第3回 エアコン設置工事
適材適所のハウジングエアコン選びで空気のリノベは美しく仕上がる。

施主:徳山様ご一家

3つのタイプのハウジングエアコンを使い分けて、部屋に応じた空調を実現する。

徳山様ご一家のリノベーションで、特に注目したいのは、3階建ての各部屋で、異なったタイプのハウジングエアコンが使われている点。

まるでショールームのようなバラエティですが、これには意味があるのでしょうか?

「もちろんですよ!」と、建築家の水谷氏。

「それぞれのお部屋の用途や広さ、建築の際の状況を考え、どのタイプが理にかなっているか、無駄がないか、最適なのかを考えました」

では、どのような理由で選ばれたのか、水谷氏と一緒に各階を見て回りながら、解説していただきましょう。

■徳山様邸のエアコン配置プラン

ダイニングキッチンにもダイキンの壁掛形エアコンを設置しています。
3F 壁埋込形

最上階は、薄い壁にも無理なく設置できるスリムな壁埋込形エアコンを選択。

徳山様邸の3階は、最も面積が狭いフロア。しかも最上階ですぐ上には屋根もあり、あまり大きな室内機を置く余裕がありません。

この問題を解決するため、水谷氏が選んだのが「壁埋込形エアコン」。

「部屋の一角にトイレを作るのですが、その壁に着目しました。
ダイキンさんの壁埋込形エアコンは非常にコンパクトなので、スペースを邪魔することなく、設置できると考えました」

水谷氏の設計通り、部屋とトイレを区切る壁が薄いにも関わらず、エアコンのユニットがしっかりと納まっています(写真1)。

本体設置工事の約1カ月後の様子を見れば(写真2)、その納まり具合の見事さが、さらにお分かりいただけると思います。

「ここはお嬢様が暮らす部屋で、基本は洋風になります。その中で壁埋込形ならではの白木の格子が映えて、内装にピッタリな仕上がりになりました」(水谷氏)

配管や配線も壁の中に埋め込まれているため、非常にすっきり。

これならお嬢様にも、きっと気に入っていただけることでしょう。

写真1: 本体ユニットがスリムなため、薄い壁にも設置できる壁埋込形エアコン。

写真2: 写真1の約1カ月後、ほぼ仕上がった3階。トイレとの壁の上部にすっきりと納まりました。

2F 天井埋込形シングルフロー

暑さ寒さの厳しい季節にも自然な空気の流れをつくる、天井埋込形エアコンを2階に。

配管、配線は全て天井と壁を通し、テラスの室外機へ。

室内機は白い天井と調和し、お部屋のデザインを損ないません。

次に、2階の様子を見てみましょう。

このフロアのハウジングエアコンは天井埋込形(シングルフロー)。

その理由は?

「エアコンの向こうには、中庭に続く大きな掃き出し窓を設けています。

春や秋の気候の良い時にはこの窓と、反対側のテラスの掃き出し窓を開放すれば、気持ちの良い風が流れます。

しかし、真冬や真夏はそうはいきません。

そんな時、自然の風の代わりに、天井に埋め込んだハウジングエアコンから心地よい空気が流れるようになっています」(水谷氏)

また、注目すべきは、そのデザイン性。

白い天井と調和したハウジングエアコンは、その存在を忘れさせてくれるほど。

「ダイキンさんのこのタイプは、吹き出し口などのスリットが少し見えるだけで、あとは周囲のデザインの中に溶け込んでいます。

お部屋の内装デザインを邪魔しないという点も、このタイプの利点です。リノベだからこそできるメリットではないかと思います。

風の出所を意識することもなく、自然な心地よさを感じていただけます」

1F 床置形

ワンちゃんも暮らす1階には、床置形エアコン。低い位置で冷暖房できて、お掃除もしやすい!

リビング、ダイニングが中心となる徳山様のお家1階は、同時に、大事なワンちゃんたちが過ごすスペースでもあります。

そんなことから選ばれたのが、床置形のハウジングエアコン。

「ワンちゃんたちが快適に過ごすためには、低いところにもしっかりと暖気や涼風が届かねばなりません。だから、床置形を選びました」 (水谷氏)

なるほど、これなら床で寝そべるワンちゃんたちも、夏も冬も快適に違いありません。

しかし、水谷氏は他にも理由があると言います。

「ワンちゃんたちがいると、どうしても抜け毛が気になりますよね。
それがエアコンの吸込み口の、フィルターに詰まったりするんです」

水谷氏の話を横でお聞きになっていた、徳山様も「以前は、ワンちゃんと暮らす部屋のエアコンは抜け毛のために2年で寿命と言われたりして・・・」と続けられます。

「床置形なら、壁掛形などに比べメンテナンスがラクなんですね。

椅子などの上に昇って、背伸びして掃除する必要もありません」(水谷氏)

今回のリノベーションは、家そのものを新しく生まれ変わらせることが目的でしたが、さらにハウジングエアコンをタイプ別に使いこなす「空気のリノベ」で、暮らし方そのものの改善、快適化も実現していると言えるでしょう。

このレポートをご覧のあなたも、ハウジングエアコンを活用した「空気のリノベ」で暮らしの質を高め、より快適に過ごせる住まいづくりを行ってみませんか?

1階リビングのコーナーに、ぴったりと設置。

壁際にコンパクトに納まった床置形エアコン。

「これでこの子たちも、気持ち良く過ごせそうです」と、試運転での快適さにすっかりご満悦の徳山様とワンちゃん