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エコキュートを長持ちさせるためのメンテナンスとは?
日常でできるお手入れも紹介

エコキュート

エコキュートには寿命がありますが、できるだけ長く使うためには適切なメンテナンスが必要です。とはいえ、どのようなメンテナンスが必要なのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではエコキュートの基本的なメンテナンス方法と、その頻度などについて紹介します。

エコキュートの仕組みとメンテナンスについて

エコキュートの仕組み

「ヒートポンプユニット」と「貯湯ユニット」の2つで構成されているエコキュートは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ方式」を採用しています。貯湯ユニットは、ヒートポンプユニットで作ったお湯をためておくためのタンクです。ヒートポンプ方式では、次のような方法でお湯を沸かしていきます。

  1. ヒートポンプユニットの空気熱交換器で空気中の熱を取り込み、その熱を「冷媒」が運びます。冷媒とは熱を運ぶ役割を果たすもので、ヒートポンプ技術を使用している電化製品(エアコンや冷蔵庫など)にも使われています。エコキュートの冷媒には、環境負荷の低い自然冷媒(CO2)が使われています。
  2. 圧縮機で冷媒を圧縮して、さらに熱を高温化させます。
  3. 水熱交換器で高温化した冷媒の熱を水に伝えて、お湯を作ります。
  4. 熱を伝えたあとの冷媒は膨張弁で減圧(膨張)させて温度を下げ、再び空気熱交換器で熱を吸収しやすい状態にします。

エコキュートにメンテナンスが必要な理由

エコキュートには定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると機器の性能が低下し、故障の原因になったり、機器の寿命を縮めたりするリスクがあります。
また、稼働効率が悪くなり、電気代が高くなる恐れもあります。その他、水道水に含まれている不純物がタンク内に蓄積して、配管やフィルターが目詰まりを起こしたり、配管が劣化したりしてしまう可能性もあるでしょう。

日常でできるエコキュートのお手入れ方法とは?

エコキュートの故障を防いで稼働効率を維持するために、ダイキンでは次のような頻度でのお手入れを推奨しています。

日常的に必要なお手入れ

ふろ配管の洗浄(簡単洗浄)

ふろ配管内に残っている水を、約10Lの水で洗い流します(ダイキン製品ではフルオートタイプのみ対応)。

リモコン・貯湯ユニット・ヒートポンプユニットのお手入れ

乾いた布で汚れを拭き取ります。

ふろ接続アダプター(循環口)のお手入れ

フィルターを取り外して水洗いしてください。汚れを落とすときには歯ブラシなどが便利です。

半年に1回以上のお手入れ

ふろ配管の洗浄(しっかり洗浄)

ダイキン製品のフルオートタイプでのふろ配管の洗浄は、以下の順番で行います。

  1. 準備:ふろ自動運転を「切」にして、ふろアダプターの10cm上まで水またはお湯を入れ、洗浄剤を入れます。
  2. 洗浄:浴室リモコンを操作して配管洗浄をします。
  3. 排水:お風呂の栓を抜いて排水し、排水し終えたらお風呂の栓を閉じます。浴槽に洗浄剤が残っていたら、お風呂の栓を閉じる前にシャワーなどできれいに洗い流しましょう。
  4. すすぎ:ふろアダプターの10cm上まで水を入れ、浴室リモコンで「洗浄」と同様の操作をして、すすぎを行います。約15分間が目安です。
  5. 排水:お風呂の栓を抜き、排水します。

貯湯ユニット内部の洗浄

ダイキン製品の場合のお手入れ方法の具体的な手順は次のとおりです。

  1. 漏電遮断器を「OFF」にします。
  2. 給水止水栓を閉めます。
  3. 逃し弁レバーを上げます。
  4. 排水栓(薄型は2ヵ所)を「排水」側に合わせて約2分間排水し、タンク底の汚れを押し流します。
  5. 排水後は、排水栓(薄型は2ヵ所)を「通常」側に戻します。
  6. 給水止水栓を開けます。
  7. 排水ホース(黒)からお湯、または水が連続的に出るまで待ちます。お湯や水に空気が混ざっていないことを確認してください。
  8. 逃し弁レバーを下げます。
  9. 漏電遮断器を「ON」にします。

半年に1回以上の点検

逃し弁の作動点検や水漏れ確認

逃し弁の作動点検は、逃し弁レバーを上げて、排水ホースからお湯、または水が出ることを確認します。水漏れ点検は、逃し弁レバーを数回上下に動かし、お湯、または水が止まるかを確認してください。

漏電遮断器の動作確認

漏電遮断器のテストボタンを押して「OFF」になることを確認しましょう。

異常時の基本対応について

エコキュートに何らかのトラブルが起きると、台所、もしくは浴室のリモコンにエラーコードが表示されることがあります。エラーが出たら、まずはお使いのエコキュートの取扱説明書、またはダイキンの公式サポートページAIチャットでサポートで詳細を確認しましょう。
取扱説明書またはサポートページに記載の手順で処置をしても直らない場合はお買い上げの販売店、またはダイキンにご連絡ください。

エコキュートの寿命を知らせるサインとは?

耐用年数が過ぎると、寿命を知らせるサインとしてさまざまなトラブルが生じることがあります。

エコキュートの平均寿命と寿命に影響を与える要因

一般的には平均寿命は約10年といわれています。ただし、使用状況やメンテナンスの有無によって、実際の寿命は変わります。

エコキュートの寿命や故障の兆候

寿命が近づくと、正常に作動しなくなる前に何らかの不具合が出てくるケースが多くあるようです。使用から10年ほど経過して次のような症状が出てきたら、エコキュートがそろそろ寿命を迎えるサインかもしれません。

エラーコードが頻繁に表示される

前述のとおり、エコキュートに何らかの不具合が生じると、エラーコードが表示されます。エラーコードのなかには掃除やお手入れを促すものもありますが、それ以外のエラーが頻繁に表示される場合は、故障や寿命を知らせるサインであると考えられます。

お湯の温度が安定しない

特定の蛇口だけでなく、エコキュートにつながるすべての蛇口から出るお湯がぬるかったり、お湯の温度が安定しなかったりする場合は、故障の前兆である可能性があります。

異音がする

稼働中に本体や室外機から異音がする場合も、故障のサインと考えられます。
エコキュートにこのような不具合が出てきたら、まずはダイキンまでご連絡ください。電話やWebからのご相談を、専門スタッフが24時間体制で受け付けています。

また、ダイキンにはご購入時の契約に「延長保証サービス(有料)」があり、このサービスを利用すると、保証対象内項目であれば10年間は修理費が無料になります。

まとめ

エコキュートを長持ちさせるために、メンテナンスはとても大切です。ご家庭での日常的なメンテナンスも必要ですが、それだけでは補いきれない部分もあるため、プロによる定期的な点検やメンテナンスも必要になります。プロによるメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぐことにもつながるでしょう。

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