保温時の運転効率や、年間を通しての沸き上げ効率を大幅に高めた給湯システムにより、給湯設備のトータルな省エネを実現しました。
HFC冷媒の特性である保温時の運転効率の良さに加えて、省エネ性が高く低外気温特性に優れた冷媒R410Aと、高温沸き上げ特性に優れた冷媒R134aの2種類の冷媒を組合せた、トータル給湯効率の高い熱源システムです。
90℃の高温出湯の実現には、凝縮温度が90℃以上の特性を持つ冷媒を採用する必要があります。冷媒(R410A)の臨界温度は70℃のため採用は不可となりますが、冷媒(R134a)の臨界温度は101℃であり、90℃の高温域で採用が可能となります。ただし、冷媒(R134a)で高温水取出しを単元サイクルで行うと、高圧縮運転で圧縮機の吐出ガス温度が高くなり、冷凍機油の炭化等の問題が発生します。そこで、低温域で高効率な冷媒(R410A)と高温取出しの可能な冷媒(R134a)の二元冷媒回路を採用することで、「高温出湯」「高効率運転」を可能にしました。
HFC冷媒採用機のため現地修理にも容易に対応できる上、高圧ガスの届出も不要です。
2024年10月発行の「業務用ヒートポンプ給湯機」総合カタログに準拠して掲載
24時間365日
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