暮らし、仕事、子育て。シーンが違っても家族みんなが心地よく過ごすことができるのは、好きなものが詰まったインテリアだから。

risoraをインテリアの一員として迎え入れた「risoraオーナー」である、岡本浩樹さん・伊波ひとみさんご夫妻に、理想の空間づくりについてお話を伺いました。

ともにグラフィックデザイナーである、岡本浩樹さん、伊波ひとみさんご夫妻。自宅には仕事場も設け、長男・樹季くん(11ヶ月)の子育てにも奮闘しながら日々を過ごしています。

 

グレーの壁紙からはじまった、インテリア選び

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▲つかまり立ちを始め、行動範囲が広がってきた長男の樹季くん。リビングには高い椅子がないため、樹季くんと近い目線でコミュニケーションがとれる

岡本さん宅のインテリアの起点となっているのは、リビングとキッチン、ワークスペースの垂直面と天井を覆う、グレーの壁紙。新築物件でオプションとして選ぶことが可能だったため、最初に決めた要素でした。少し暖色系の茶色味が入った落ち着いた色合いで、心地よくくつろげる空間づくりのベースとなっています。

浩樹さん: 「壁紙をグレーにしたのは、以前8年ほど住んでいたマンションの、コンクリート打ちっ放しの雰囲気に似ているなと思ったからなんです。」

夫婦ともに馴染みのあるグレーをベースにして、目指したのは落ち着きのある、シンプルモダンな空間。リビング中央にはダイニングを兼ねたローテーブルを設置し、低く暮らすスタイルを選びました。

現在の住まいは浩樹さんのご実家の近く。偶然訪れていた近隣ショッピングセンターでモデルルームの内覧会が行われており、覗いてみたところ、気に入って即決したそう。

ひとみさん: 「ほとんど勢いで決めたようなものでした。転居と同時に、それまで自宅とは別に設けていた事務所を閉じて、自宅内にワークスペースを設置できるようにと考えたのが以前の住まいとの大きな違いです。」

さらに嬉しいことに、夫婦にとって初めてのお子さんを授かっていることもわかり、暮らしと仕事、そして子育ても意識したインテリアづくりを夫婦で話し合いながら、空間づくりを進めていきました。

 

統一されすぎない、ミックスインテリア

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▲大きな窓からはたくさんの光が差し込む。マンションの隣には高校のグラウンドがあり、今後視界を遮るような高い建物が建つことがなく見晴らしがいいのも、現在の住まいを選んだポイント

リビングの中心に置かれているのは、「THE DAY STACK」のローテーブル。

以前の住まいでも愛用していた、ブルーノ・マットソンのイージーチェアとネルソンベンチに合わせて選びました。無垢材を使った天板とアイアン製の脚の組み合わせが気に入り、ネットで見つけて手に入れたそう。ダイニングテーブルを兼ねて食事もここで摂ることで、空間を広々と使っています。

「天童木工」のスポークチェアは、新居に移ってから、新たに仲間に加わったアイテムです。

ひとみさん:「私がずっと憧れていた椅子なんです。いま、家の中で特にお気に入りの場所といえば、やはりこの椅子ですね。」

ワークスペースには、事務所から移動させたアイアン脚のデスクや、「ルイスポールセン」のペンダントライトが。日本のメーカーの家具や北欧デザインのアイテム、さらには寝室・子ども部屋で使用している「FUTAGAMI」の照明のように金属製のインダストリアルな雰囲気をもったアイテムなど、テイストをひとつに決めこむことはせず、ミックスしながら上手にまとめています。

ひとみさん: 「あまりに統一された空間もくつろげない気がして。テイストによらず、気に入ったものを少しずつ買い足しながら、空間をつくっていけたらいいなと思っているんです。」

職業柄、夫婦ともにデザインの仕事を通じてインテリアの情報を得る機会が多いため、積極的に情報集めをしなくても、お2人の周辺には資料がいっぱい。得た情報をもとに、ショールームやショップへ足を運び、実際に目で見て、気に入ったものを取り入れました。

ひとみさん: 「過去に手がけた雑誌や冊子を眺めながら想像を膨らませました。住宅だけでなく、オフィスや歯科医院のインテリアも参考にしたんです。あとは子どもが産まれるので、割れそうなものや、ぶつかったら痛そうなものは避けました。」

 

初めて購入した2台のエアコンは、壁紙に合わせてセレクト

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▲壁紙に合わせて、risoraの「グレイッシュブラウンメタリック」をセレクト。リビングとワークスペースの間に設置している

今回の引っ越しでお2人が初めて購入したもののひとつが、エアコンでした。最初はとくに特定の機種の目星をつけるわけでもなく、ふらりと家電量販店に足を運んだといいます。

浩樹さん: 「そこで展示されていて、2人とも『これがいい!』と一致したのがrisoraでした。他のエアコンと比べて薄くて小さくて、シンプル。さらに7色のカラーバリエーションも展示されていて、驚きました。エアコンといえば白だと思いこんでいたので、『こんな色があるんだ!』って。ちょうど壁紙をグレーに決めたところだったので、リビングのエアコンはrisoraのブラウンならちょうどぴったりじゃないかと思って、すぐに決めました。」

他の機種と比べると高価格ですが、「一生のうちでそう何度も買い換えるものではありませんし、長い目で見れば気になりませんでした。毎日目にするものだから、やっぱり気に入ったもののほうがいいですよね」と浩樹さん。

リビングは「グレイッシュブラウンメタリック」、寝室は「ファブリックホワイト」をセレクト。いずれも部屋に馴染むように、壁紙に近い色を選びました。

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▲寝室は壁紙が白なので、risoraも「ファブリックホワイト」をセレクト。リビング同様、シンプルで落ち着ける空間に。

 

家族の成長やライフスタイルに合わせて、インテリアをつくる楽しみ

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▲現在は本棚を置き書庫として使っている一部屋。樹季くんの成長に合わせて、いずれは子ども部屋にしたいと考えている。

これからのインテリアの関心ごとで大きいのは、やはり樹季くんの成長に合わせた空間作り。現在は、「できるだけモノは少なく持ちたい」という浩樹さんの主導で、おもちゃ類も出しっぱなしにせず、きちんと収納できるようにと考えられている。今後、子どものモノが増えていけば、現在資料室のように使っている一室を子ども部屋にする予定だそう。

ひとみさん: 「リビングやワークスペース、キッチン、寝室は基本的に“シンプルモダン”なイメージにしたのですが、子ども部屋はちょっとカラフルなモノを取り入れたり、ポップなイメージにしたりと、遊びがあっても面白いだろうなあって思います。男の子なので、ブルー系の壁紙にするとか。そのときに購入するなら、カラフルなrisoraもいいですね。単体で見るとビビッドな色も、カタログやウェブサイトでコーディネート例を見ると、空間がうまくまとまっていてとても素敵! エアコンを空間になじませることしか考えていませんでしたが、遊んでみたいと思いました。想像が広がります。」

もちろん、夫婦それぞれの“好きなもの集め”も、まだまだ先がありそう。

浩樹さん: 「僕はもともと北欧家具が好きなんです。次に欲しいなと思う家具は、やはり北欧のものがいいなあと思っています。」

ひとみさん: 「私は、素敵な読書灯が欲しいんです。もともと寝室で本を読みながら眠りにつく習慣があったのですが、子どもが産まれてからはお休み中。少し先になると思いますが、樹季が大きくなり、寝室を別にすることができるようになったりしたら、その習慣を復活させたいですね。」

岡本家を訪れる人たちは、みな揃って「落ち着く」、「くつろげる」と口にするといいます。きっとその理由は、夫婦の“好き”がベースとなる空間づくりにあるのでしょう。

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