「素敵なお部屋にしたい!」と思っても、いざ我が家を見渡すと、「狭いし、賃貸だし、いろいろ買わなければいけないし……」と、つい諦めモードになっている方、いませんか?

インテリアコーディネーターの荒井詩万さんは、「センスがなくても、今あるモノであか抜けた部屋をつくれる」と言います。なぜなら、部屋づくりにはルール、つまり方程式があるから。

そこで今回、荒井さんに“場所別・インテリアのあか抜けルール”を学びながら、さらに魅力的な空間にするために、それぞれの場所別におすすめのrisoraをコーディネートしていただきました。

【リビング・ダイニング】誰もが心地よさを感じられる落ち着いた色合いがおすすめ

 

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▲木目のベージュや淡いブルー、グレーなど、落ち着いたトーンでまとめたリビング・ダイニング。

家の中心的空間といえば、やはりリビング・ダイニング。食事をとったりリラックスしたり、人によっては勉強や仕事に取り組んだりする場所であり、過ごし方は人それぞれ。また、自然と家族が集まる場所でもあり、来客があればお通しする、“パブリックなスペース”ともいえます。

そんなリビング・ダイニングのインテリアコーディネートの鉄則は「部屋に入ったときに見るべき場所を明確にすること」、そう荒井さんはアドバイスします。

「ドアを開けて、対角線上にある部分がもっとも目に入りやすい場所なので、ここを“見せ場”にするように意識しましょう。ごちゃっとしていて見るべきものが不明確だったり、大きなテレビが置いてあったりすると、まとまりのない印象や、無機質な印象を与えたりします。
たとえばドアの対角線上にソファを置くと、ウェルカムな雰囲気になりますし、大きめの観葉植物を置いたり壁に絵を飾ったり、天井からグリーンを吊り下げたりすると、“見せ場”になります」

また、“見せ場”を明確にするために、それぞれの家庭ならではのリビング・リビングの過ごし方をじっくり振り返ってみるのも大事だそう。

「リビングで過ごすことが多いのか、ダイニングで過ごすことが多いのか。私がお客様宅のコーディネートで必ずお聞きするようにしていることです。
食事をとる以外にも、パソコンで仕事をしたり本を読んだりコーヒーを飲んだりと、ダイニングで過ごす時間が長い方もいらっしゃれば、食事をとって片づけ終えたらソファに座ってくつろぎ、映画を見たりする時間が長いという方もいます。
お客様をお迎えしたときにまずダイニングに座っていただくという方、ソファにお通しするという方。人それぞれ違うので、自分たちの過ごし方に合わせて各スペースのボリュームを決めていくといいと思います」

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▲ダイニングで過ごす時間が多ければ「大きなソファを置かない」というのも選択肢のひとつ。イージーチェアやひとりがけのソファを置いてリラックススペースに。

色のまとめ方については、“パブリックなスペース”であることを考えて、あまり主張しすぎない、ベーシックなトーンがおすすめだそう。

「各ご家庭の好みに応じて、カラフルにしたり、個性的な色合いにしたりすることもあります。でも、基本的には誰もが心地よいと感じるような、ベーシックな色味でコーディネートすることが多いです。
ソファをベージュ、グレーなどにしておくと、クッションや小物で色や柄を楽しみやすいというメリットもあります。我が家でも季節によって年に2回クッションカバーを変えて楽しんでいます」

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▲ソファ自体は何にでも合わせやすいベーシックカラーにしておいて、クッションで色や柄を取り入れたり季節感を出したりするのが荒井さん流のリビングスペース王道テクニック。

エアコンも同様に、あまり主張の強すぎない“なじむ”色味のものがおすすめ。

「risoraで選ぶなら、ホワイトやオフホワイト、アイボリー、ウォルナットベージュ、大理石など、ベーシックな色味のものを選んで、部屋になじませることを意識するといいと思います」

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▲左上:アイボリー(K19-80C)、右上:ウォルナットベージュ(K17-60F)、左中:ホワイト(KN-95)、右中:オフホワイト(K22-90A)、下:大理石(ビアンコ)(TC4577)

【寝室】ダークトーンの落ち着いたコーディネートで、プライベート時間を充実させる

 

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▲深い色を選ぶとぐっと落ち着きの出る寝室に。さらに照明をうまく使うことで、より理想の空間づくりが可能になる。

次に教えていただいたのは、プライベートなスペースである寝室。あまり他人の寝室を見る機会はないので、どうコーディネートすればまとまるのか迷っている、という方も多いのではないでしょうか。

「寝室でまずやっていただきたいのは、ベッドヘッド(ベッドの頭側)を壁につけること。ホテルの部屋のようなイメージでレイアウトします。頭が窓の方を向いていたり、中途半端なところにあるという人は、ぜひベッドヘッドを壁に付けてみてください。ぐっと落ち着くはずです。
照明も大切な要素です。最近では寝室に小さなテレビを置くという人も増えていますし、寝る前に本を読んだりする方もいると思うので、調光できるタイプのライトにしたり、天井の照明だけでなく手元にテーブルライトを置いたりと、“一室多灯”にすると、一気にあか抜けます」

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▲「寝室はプライベートなスペースなので、カーテンは大胆に好きな色や柄を取り入れてみてもいいと思います。部屋の中にあるモノと最低1色をリンクさせると失敗しません」

色味については、体を休める場所なので、「いかにリラックスできるか」がカギ。深みのあるダークなトーンがおすすめとのこと。荒井さんのコーディネートでも壁は白だけれど、天井にダークトーンのクロスを貼るという事例もあり、寝ているときに目に入る天井を暗くすることで、より落ち着きを感じる空間になったのだそう。

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▲寝室でも、クッションやベッドカバーなど、ファブリックがアクセントとして大活躍。

「エアコンも同じように、risoraカスタムスタイルのラインナップの中でも深い色を合わせてみるといいですね。オリーブ、モスグリーン、ネイビーブルー、アッシュグレイなど、落ち着いた色でまとめてみてはいかがでしょうか。壁の色やカーテンの色、そしてエアコンなどの色と、小物やクッションの色をリンクさせると、一見取り入れるのが難しい色でも空間にまとまりが出ます」

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▲左上:オリーブ(K27-50D)、右上:モスグリーン(K45-30D)、左下:アッシュグレイ(KN-55)、右下:ネイビーブルー(K75-20L)

【子ども部屋】好みに合わせて思い切り遊ぶ!子どもたちの「かわいい」「かっこいい」を具現化

 

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▲大好きな宇宙、ロケット、ブルーなどを散りばめてコーディネートした男の子の部屋。

荒井さん自身もコーディネートしていて「とても楽しい」という子ども部屋。

「かわいい」「かっこいい」「ピンクが好き」など、お子様の好みや年齢で色や家具を選び、提案することが多いと言います。

「子ども部屋は、広さとしてはそこまで大きくなくても、夢のある空間を作りたいというご要望をいただくことが多いです。お子様や親御さんの好みをヒアリングして、私からコンセプトをご提案させていただきます。宇宙が大好き、ブルーが大好きな小学生の男の子のお部屋では、『僕は宇宙飛行士』というコンセプトで部屋をつくりました」

荒井さんが子ども部屋におすすめの色だというのが、緑。その理由は「中性色であり、どんな色とも合わせやすいから」。

「緑は暖色でも寒色でもなく、季節を問わず使いやすい色です。女の子で、ピンクが大好きというお子様もいらっしゃるのですが、たとえば壁を緑にしておくと、反対色であり緑とのコントラストでピンクがより映えます。それに、どれだけ小物などにピンクを選んでも、バランスがとりやすくなるのです」

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▲壁をライムグリーンに塗装したキュートなキッズルーム。カーテンの上飾りや、おもちゃのような照明が映える。

こうしたこだわりの子ども部屋にエアコンをつける場合、「risoraカスタムスタイル」なら、お子様の好みに合わせて選ぶことができます。

「最近ではペールピンクやライラックなど、淡いパステルカラーが人気です。ランドセル なども、そういった色が人気になっていますよね。
これまで、お部屋のインテリアにどんなにこだわっても、エアコンはやはり白が主流でした。risoraには今までなかった淡いカラーのラインナップがあるので、コーディネートしやすくなると思います」

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▲「海外の子ども部屋のようなかわいいお部屋に」との要望を受けて提案したコンセプトは「雲の上のプリンセス」。淡いパステルカラーでかわいらしくまとめた。risoraのライラックやペールピンクがマッチしそうな空間。

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▲左:ライラック(K85-80H)、右:ペールピンク(K02-80H)

「子どもらしく元気な色として、イエローもいいですね。お部屋のアクセントとしての役割を果たしてくれそうです」

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▲イエロー(K27-85V)

「少し成長したお子様にはかっこいい雰囲気をつくるのもおすすめです。risoraのデニムを選んで、デニム生地のクッションをコーディネートすると、かっこいいですね」

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▲デニム(K65-40H)

【和室】思い切りモダンに!直線的なデザインと質感がカギ

 

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▲リビングとひと続きになった、昔ながらの和室をリノベーション。床の間も設けて、洗練された和の空間に。

和室のある新築物件はますます少なくなってきている昨今の住宅事情。それでも築年数の古い住宅ではまだまだ和室を備えた物件が多く、若い方でも和の空間を希望されるご家庭も一定数いるそうです。

「おしゃれな和室づくりの基本は、思い切りモダンにすること」と語る荒井さん。日本庭園に見られるようなアシンメトリー、畳や障子などに見られる直線的なデザインなど、和ならではの要素を取り入れながらモダンにつくるのが、“あか抜け”ルールだそう。

「畳は、へりのない『和紙畳』を選ぶとモダンな空間になります。お手入れも楽なのでおすすめです。家具を選ぶときは、背が低く足が太い家具が似合います。
和室では、質感や手触り感が重要になります。畳、障子、塗り壁、木材など、和の空間にはテクスチャーのある素材が多いですよね。実際に私が手掛けた物件の事例でも、壁紙を選ぶときに、触るとざらりとする、砂壁のようなテクスチャーをもったものを選んだりしています」

和室の特徴である“質感”というキーワードでエアコンもコーディネートするなら、まさに“質感シリーズ”と呼ばれるrisoraがぴったりです。

「花染や和紙は、和モダンな空間にマッチしそうですね。和室はテクスチャーを大事にしたい空間なので、ツルッとした質感のものは違和感が出てしまうのですが、質感シリーズなら浮くこともなく、なじんでくれると思います。
最近では壁紙だけでなく、ふすま紙もいろんなデザインのものが登場していて、バリエーション豊かに選べるようになっているので、そうした素材とコーディネートするのも楽しいですね」

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▲左:花染(TX5147)、右:和紙(TC4611)

「また和室は、直線を多用したデザインであることが特徴です。畳、障子やふすま、床の間、掛け軸などがそうです。選ぶ家具は直線的な要素を持っているものを選ぶと合います。risoraのゼブラウッドは、柄が木材の柾目のように直線ラインなので、和モダンの空間になじむのではないでしょうか」

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▲ゼブラウッド(TC4244)

以上、4つの場所別にインテリアのルールと、エアコンのコーディネートを盛りだくさんで教えてくれた荒井さん。

「risoraは以前から注目していました。今後のインテリアコーディネートのお仕事で、risoraも一緒に提案してみたいです」と語ってくれました。

インテリアのルールにのっとったお部屋をさらに理想の空間にするために、豊富なカラーバリエーションからコーディネートできるエアコン、risora。

あなたの理想の空間づくりに、ぜひrisoraを合わせてみてください。

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荒井詩万(あらい しま)
CHIC INTERIOR PLANNING インテリアコーディネーター。戸建住宅やマンションのインテリアコーディネート・リノベーションを数多く手掛け、住まう人に寄り添う心地よい空間づくりが人気。大学やインテリアスクール講師、NHK「あさイチ」、日本テレビ「ヒルナンデス!」などメディア出演多数。2019年には初の著書『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』を上梓。累計2万6千部を超えるヒット作に。
https://chic-interior.net/
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