2025/6/18
- 開発秘話
こだわりが生んだ、新たな空間美学
2025年1月、満を持して発表された新シリーズ「The Art Line」。
“自由な発想で、感性のままに空間を創る。”をコンセプトに、ルームエアコン「risora(リソラ)」と「加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)」あわせて、全57種類のデザインを展開しました。
約2年にわたる開発期間には、数々の挑戦とこだわりが詰め込まれています。
今回は、The Art Lineシリーズの開発に携わったプロダクトデザイナーである長治氏にお話をうかがいました。
57種類のデザインで
多様なニーズに応える
今回の「The Art Line」シリーズは、非常に多彩なラインアップですね。どのような経緯で開発されたのですか?
近年のトレンドとして、設計やデザインにこだわった施設や、個性を表現した空間が増えてきていることにあります。
また自宅の家具やインテリアを選ぶ際にも、世界観やコンセプトを大切にする人が増えています。
私たちはエアコンを単なる家電製品ではなく、インテリアの一部として捉え、お客さまの多様なニーズに応えたいという想いから、今回の57種類のデザイン開発に取り組みました。
新たなプロジェクトへの反発
「The Art Line」プロジェクトの進行にあたり、苦労されたことはありましたか?
新プロジェクトとしてスタートした当初は、社内でなかなか理解が得られず、正直大変でした。
「事業として成り立つのか?」「そんなに多くのバリエーションを作る必要があるのか?」といった不安の声もありました。
企業として当然の懸念ではありますが、ビジネスモデルとして成立するのか疑問視されていたのです。
異色のプロジェクトとして、社内でも議論があったのですね
そうですね。これまでの製品と比べると、チャレンジングな試みだったことは間違いありません。ただ、そこでやめようとは全く思いませんでした。
なんとか理解を得ようと、社内で展示会を開催し、実際に製品を見て触れてもらいながら共有していくことで、徐々に応援してくれる仲間が増えていきました。
素材選びへのこだわり
素材選びに強いこだわりがあったと伺いました
そうですね。The Art Lineの大きな魅力のひとつが、素材の再現度です。
「NATURE」シリーズでは、本革の質感を忠実に再現するために実際に革を買い付けに行きました。
その中で厳選した革を、協業メーカーであるセーレン株式会社さんのスキャン技術を使い、表面の風合いや微細な凹凸に至るまで、まるで本物のようなテクスチャを作り上げました。
また、「ART」シリーズでは、「京都の漆職人による漆仕上げ」「時計業界でも用いられる螺鈿(らでん)技法」「伝統技法の名栗や日本画に、ダイキンの象徴である“空気”や“風”を組み込んだデザイン」など、日本の職人技を現代の家電に落とし込みました。装飾としてだけでなく、手仕事の価値を伝える試みにも挑戦しています。
「NATURE」「ART」から、強いこだわりを感じます。「BLEND」はいかがでしょうか
もちろん「BLEND」シリーズにもこだわりがあります。こちらは“調和”をコンセプトにしており、特に壁紙との相性にこだわりました。
何種類もの壁紙との組み合わせを試しながら、インテリアに自然に溶け込む色と質感を追求しました。
実物を見て、体感してほしい
最後に、「The Art Line」を通して、お客さまに伝えたいメッセージをお願いします
ぜひ一度、ダイキンのショールーム「ダイキンソリューションプラザ フーハ東京・フーハ大阪」で実物をご覧いただきたいです。
色合いや質感、手触りは実際に見て触れてこそ感じていただけるものがあると思います。
「エアコン=白」という従来のイメージではなく、インテリアの一部として空間に寄り添う製品として楽しんでいただきたい。
The Art Line は、そんな想いで開発しました。
新しい住空間の価値を提案するこの商品が、お客さまのライフスタイルに新たなインスピレーションをもたらすことを願っています。
ご購入・ご相談は
ダイキンソリューション
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【ご購入に関するご注意事項】
- ・本商品は色味や質感を重視しておりますため、ご購入前に必ず商品実物のご確認をお願いしております。
- ・ダイキンソリューションプラザにて、実物をご確認いただけますので、ご購入をご検討の方はダイキンソリューションプラザまでご来館ください。
- ・ご購入方法につきましてもダイキンソリューションプラザにお問い合わせください。