大阪府和泉市 西村様ご一家
工事のスタートは、室内の養生作業。屋内1階のリビングでは西村様のご自宅を傷めないよう、廊下や壁、床など、工事が行われる場所や室内機を搬入する場所に、どんどん養生が施されて行きます。
「これでキズが付かないようにするのか・・・」と西村様のご主人もイーテック様の丁寧な工事にご満足の様子。
「工事のために、特に片付けなどもしていなかったのですが、問題はなさそうですね」と奥様もホッとした表情でお話になります。養生が終ると、いよいよリビングの室内機の入れかえ工事がスタートしました。
丁寧な養生を終えたら、いざ工事開始です!
息を合わせて室内機を取り外します。
事前調査でしっかりとサイズは確認されていますが、念のため、室内機を取り払った状態で開口部のサイズを再度確認します。
「中がどうなっているか、ちゃんと確認しないと・・・。実際に開けてみるまで、何があるかわかりませんからね」とイーテック様スタッフ。
新しい室内機に同梱されている実寸大の寸法図と照合し、開口部との間に誤差がないか確認、調整。ぴったり収まるよう、寸法図に合わせて天井の化粧板を丁寧に裁断していきます。
正確な寸法を確認しながらの作業が、仕上がりを左右します。
天井内のカビなどを防ぐため、とても大切な工程です。
古い配管をそのまま活用するにあたって、配管の保温処理が施されました。パイプ用の断熱材を新たに足し、天井内に結露が発生しないようにします。
天井の結露は、建物そのものに悪影響を与えるため、慎重に保温処理が施されていきます。
処理ができた状態が、この写真。
これで事前の準備が終わり、後は新しい室内機と接続されるのを待つばかり。
新しい室内機が梱包箱から出され、いよいよセット開始。
開口部に合わせて、ズレなどが起きないよう慎重に設置していきます。
新しい室内機がセットできたら、わずかな隙間から工具を差し込み、配管工事を行います。
配管が終れば、引き続き、配線作業に。
プロの技が光る、正確さを要求される室内機のセットと配管工事。
リビングルームのエアコンが、美しくリニューアルされました!
思わぬ事態が発生!このままでは、室内機を取り外すことができません。
順調に作業が進む中、2階寝室での作業中に、ある問題が発生しました。
天井の化粧パネルを取り去ったところ、室内機本体と天井に開いた穴の間に、大きな2本の木材が発見されたのです。
これは23年前のエアコン設置工事の際に行われたようで、室内機と木材がボルトでしっかりと固定されていました。
手を入れることもできないわずかなスペースから、木工ドリルを使って、少しずつ穴を開けていきます。
ドリルで穴をいくつか開けたら、のこぎりを使って、慎重に木材を切っていきます。
2本の木材のうち1本を外し、そこから手を入れて、室内機本体の取り外しに成功。
その後、もう1本の木材も切断して取り外し、後は通常通り、新しい室内機を取付け、化粧パネルを設置して終了です。
熟練の技で予想外の事態も無事にクリア。
最後まで妥協しない工事が、お客様からの信頼の理由です。
工事もほぼ終了したかと思った時、工事スタッフの方が室内機を見上げながら、再度、化粧パネルを取り外そうとされています。
聞けば化粧パネルと天井に、わずかに隙間があるとのこと。
そこで室内機の化粧パネルを再度、取り外し、室内機本体の微調整を行っています。
工事スタッフの方の念入りな微調整の結果、2階寝室にも天井埋込形エアコンが美しく設置できました。
イーテックの児玉様からご夫妻に使い方をご説明。ドキドキの試運転です!
一方、こちらは室外機班の作業の様子。
最初に、不要となる室外機から配管、配線を取り外す前に、パイプ内に残っている冷媒を室外機に戻す作業を行います。これが「ポンプダウン」。
最初に圧力計を使いパイプ内のガスの圧力を計ります。ガスを空気中へ逃さないよう、数値をチェックしながら、慎重に工事します。
冷媒が外に漏れないよう、慎重に作業を進めます。
ポンプダウン終了。配管と配線を取り外していきます。
次に、冷媒を送り出す側のバルブを閉め、室外機を運転させます。するとパイプ内に残ったガスだけが、室外機に吸い込まれます。
「ポンプダウン」が済むと、パイプを外しても、冷媒が漏れることはありません。ポンプダウン終了後に配管と配線を外します。
「ポンプダウン」が終ると配管内の洗浄を行います。あまり使用されていなかった西村家のエアコンは、配管内にホコリなどが溜まっている可能性もあるからです。配管に高圧の窒素ガスを注入し、その圧力によって配管中のホコリや汚れを外へ押し出し洗浄していきます。
配管の洗浄は、高圧の窒素ガスを注入して行います。
洗浄したパイプは、新しい室外機に繋いで再利用します。
今回の西村様のケースでは、配管そのものは以前のものを活用するため、1階リビング用、ダイニング用、キッチン用、そして2階寝室用、和室用の5本のパイプ全てに洗浄作業が行われました。
写真が、23年間でパイプに溜まっていた汚れの様子。これで配管の中は、スッキリ、キレイになったはずです。
2階和室からの配管を、もうひとつの古い室外機(引き続き使用する室外機)に接続するには、配管を延長しなければなりません。
そこで、室外担当の工事スタッフは溶接機を搬入し、パイプの延長工事を実施。
溶接作業が終了後、室外機にパイプを接続。これで、配管のつなぎかえ工事の第一段階が終了です。同様に電気配線も延長し、引き続き使用する室外機に、無事、接続し直されました。
今回入れかえを行わない和室のエアコンは、古い室外機へとつなぎかえます。
今回の工事の難所のひとつ、配管のつなぎかえが無事に完了しました。
次に必要な作業は配管の真空化です。つないだばかりの配管には、空気が入っているため、そのままでは冷媒が入りません。
そのため、一度、パイプの中を真空状態にします。
室外機に真空ポンプをつなぎ、配管内の空気を抜いていきます。ここでも、気圧計を見ながら、慎重に工事が進められていきます。
真空化工事と並行して電源基盤などをカバーするパネルを取り付け。
これで配管のつなぎ替え工事が終了です。
1階リビング用と2階寝室用の室内機からの配管・配線を、新しい室外機に接続します。ここからの工事は、通常のエアコン設置と同じ。慣れた手つきで工事のスピードもどんどんアップしていきます。パイプが接続できたら、先ほどの古い室外機と同様、パイプの真空化を行います。真空化が終われば、新しい室外機、引き続き使用する室外機ともに、配管に冷媒を注入。以上で室外班の工事は終了しました。
新しい室外機を搬入。これからの活躍に期待!
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