エコキュートには寿命がありますが、できるだけ長く使うためには適切なメンテナンスが必要です。とはいえ、どのようなメンテナンスが必要なのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではエコキュートの基本的なメンテナンス方法と、その頻度などについて紹介します。
「ヒートポンプユニット」と「貯湯ユニット」の2つで構成されているエコキュートは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ方式」を採用しています。貯湯ユニットは、ヒートポンプユニットで作ったお湯をためておくためのタンクです。ヒートポンプ方式では、次のような方法でお湯を沸かしていきます。
エコキュートには定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると機器の性能が低下し、故障の原因になったり、機器の寿命を縮めたりするリスクがあります。
また、稼働効率が悪くなり、電気代が高くなる恐れもあります。その他、水道水に含まれている不純物がタンク内に蓄積して、配管やフィルターが目詰まりを起こしたり、配管が劣化したりしてしまう可能性もあるでしょう。
エコキュートの故障を防いで稼働効率を維持するために、ダイキンでは次のような頻度でのお手入れを推奨しています。
ふろ配管内に残っている水を、約10Lの水で洗い流します(ダイキン製品ではフルオートタイプのみ対応)。
乾いた布で汚れを拭き取ります。
フィルターを取り外して水洗いしてください。汚れを落とすときには歯ブラシなどが便利です。
ダイキン製品のフルオートタイプでのふろ配管の洗浄は、以下の順番で行います。
ダイキン製品の場合のお手入れ方法の具体的な手順は次のとおりです。
逃し弁の作動点検は、逃し弁レバーを上げて、排水ホースからお湯、または水が出ることを確認します。水漏れ点検は、逃し弁レバーを数回上下に動かし、お湯、または水が止まるかを確認してください。
漏電遮断器のテストボタンを押して「OFF」になることを確認しましょう。
エコキュートに何らかのトラブルが起きると、台所、もしくは浴室のリモコンにエラーコードが表示されることがあります。エラーが出たら、まずはお使いのエコキュートの取扱説明書、またはダイキンの公式サポートページAIチャットでサポートで詳細を確認しましょう。
取扱説明書またはサポートページに記載の手順で処置をしても直らない場合はお買い上げの販売店、またはダイキンにご連絡ください。
耐用年数が過ぎると、寿命を知らせるサインとしてさまざまなトラブルが生じることがあります。
一般的には平均寿命は約10年といわれています。ただし、使用状況やメンテナンスの有無によって、実際の寿命は変わります。
寿命が近づくと、正常に作動しなくなる前に何らかの不具合が出てくるケースが多くあるようです。使用から10年ほど経過して次のような症状が出てきたら、エコキュートがそろそろ寿命を迎えるサインかもしれません。
前述のとおり、エコキュートに何らかの不具合が生じると、エラーコードが表示されます。エラーコードのなかには掃除やお手入れを促すものもありますが、それ以外のエラーが頻繁に表示される場合は、故障や寿命を知らせるサインであると考えられます。
特定の蛇口だけでなく、エコキュートにつながるすべての蛇口から出るお湯がぬるかったり、お湯の温度が安定しなかったりする場合は、故障の前兆である可能性があります。
稼働中に本体や室外機から異音がする場合も、故障のサインと考えられます。
エコキュートにこのような不具合が出てきたら、まずはダイキンまでご連絡ください。電話やWebからのご相談を、専門スタッフが24時間体制で受け付けています。
また、ダイキンにはご購入時の契約に「延長保証サービス(有料)」があり、このサービスを利用すると、保証対象内項目であれば10年間は修理費が無料になります。
エコキュートを長持ちさせるために、メンテナンスはとても大切です。ご家庭での日常的なメンテナンスも必要ですが、それだけでは補いきれない部分もあるため、プロによる定期的な点検やメンテナンスも必要になります。プロによるメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぐことにもつながるでしょう。
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