昨今の電気代の値上がりは、多くの家庭にとって頭を悩ませる話題でしょう。特にエコキュートを使用する家庭では、その電気消費量が家計にどのように影響しているのか、どうすれば少しでも電気代を安くできるのか、大変気になるのではないでしょうか。
今回の記事では、エコキュートの平均的な電気消費量・電気代を明らかにし、効率的な運用方法を解説します。エコキュートとほかの給湯器の比較を通じた家計への影響を解説したうえで、エコキュートの賢い利用法を紹介します。
エコキュートは、空気熱と少量の電気を組み合わせてお湯を沸かすヒートポンプ方式を採用しています。ヒートポンプ方式は、電気エネルギー「1」に対し、空気熱エネルギーを「2以上」集めるため、非常に効率的です。また、電気だけでお湯を沸かす場合に比べ、消費電力量を約1/3に抑えることが可能ですので、光熱費節約と地球温暖化防止の両方をサポートできます。
エコキュートは高効率で電力使用量を削減し、夜間電力を利用してさらに電気代を下げられます。ダイキン試算によると、エコキュートはガス給湯器と比較して給湯光熱費を約64%削減可能です。
電気料金(2023年10月試算):関西電力の季節別時間帯別電灯契約「はぴeタイムR」をもとに算出(電気基本料金、電化割引は含まず)、2023年5月の再生可能エネルギー発電促進賦課金と10月の燃料費調整額込み、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による影響額は含まず。
ガス料金(2023年10月試算):大阪ガスのデータを使用、2023年10月の原料費調整額込み、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による影響額は含まず。
上記の条件で、エコキュート(EQX37XFV)の年間電気料金は30,010円(税込)、ガス給湯器(都市ガス)の年間ガス料金は82,363円(税込)と試算されています。
エコキュートを使いながら電気代を節約するためには、重要なポイントがいくつかあります。まず基本的にエコキュートは、比較的安価な夜間電力を使用して夜間にお湯を沸かし、タンク内にためておくことで、日中に安くお湯を使えるようにする仕組みになっています。翌日必要な量のお湯を夜間に沸かし、不足や余分がないようにしましょう。
エコキュートには、季節や気温に応じたモードが設定されています。これを季節に合わせて、冬場には多めのお湯を沸かすモード、夏場には省エネモードに切り替えることで、効率的にエネルギーを使用し、無駄な電気代を減らすことができます。
エコキュートには自動沸き増し機能がありますが、日中家にいない場合やお湯を使用しない場合には、この機能をオフにして無駄な電気使用を避けることで電気代の節約につながります。家族の日中のスケジュールやお湯の使用パターンに合わせて、この機能の管理を行うことが重要です。
日中の電気料金が高い時間帯を避け、低い時間帯にエコキュートの沸き上げを行うことで、電気代を節約することができます。この調整は、特に時間帯別電力料金プランを利用している場合に効果的です。高い時間帯の使用を避けることで、無駄な電力消費を減らし、コストを抑えることができます。
追い炊きや自動保温よりも、高温のお湯を足し湯として使うことで、エネルギー効率が向上します。また、新たにお湯をはることも、前日のお湯を再加熱するよりも省エネになります。
家を空ける際に休止モードを利用することで、エコキュートが不要なお湯を沸かすのを防ぎ、電力消費を抑えましょう。
定期的に電力プランを見直し、エコキュートの設定をそのプランに合わせることで、より効率的に電気代を節約できます。夜間電力が安い時間帯に沸き上げを行うなどの調整が有効です。
今回の記事では、家計にやさしいエコキュートの効率的な運用方法に焦点を当てました。季節の変化に応じたエコキュートの電気消費量を理解し、適切な使用法を採用することでエネルギー効率を高めることができます。例えば、冬場にはより多くのお湯を沸かす設定、夏場には省エネモードを利用することが重要です。このように家庭での省エネを実現することで、無駄な電気代を削減でき、光熱費の節約にもつながるでしょう。
また、エコキュート選びの際は、地域の気候、家族構成、設置スペースに合ったモデル、日常のライフスタイルに合った機能性を考慮することも大切です。エコキュート選びに迷った際はダイキンまでお気軽にお問い合わせください。
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