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太陽光発電のデメリットは5つ
しっかり理解したうえで導入検討を!

エコキュート

太陽光発電は、電気料金の高騰や脱炭素社会の実現といったさまざまな背景から、近年注目が集まる再生可能エネルギーのひとつです。興味がある一方で、どのようなデメリットがあるのか不安で導入に一歩踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、太陽光発電の導入を検討する前に知っておきたい5つのデメリットを紹介します。デメリットも正しく理解したうえで検討を進めましょう。

太陽光発電のメリットは?

太陽光発電とは、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換して発電することです。産業用・家庭用ともに普及してきており、再生可能エネルギーの代表格となっています。

住宅に太陽光発電システムを設置する主なメリットは以下のとおりです。

エネルギー源が枯渇しない

太陽光発電のエネルギー源である太陽光は、尽きることのない資源です。

環境保全に貢献できる

石油などの化石燃料を燃焼させて発電する火力発電では、発電時にCO2(二酸化炭素)やSOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)といった大気汚染物質を発生させることが問題視されていますが、太陽光発電ではその心配がありません。

電気代を抑えられる

住宅用の太陽光発電システムで発電した電気は自家消費が可能です。太陽光発電は、環境だけでなくお財布にもやさしい発電方法です。

売電収入を得られる

自家消費で使いきれない電力(余剰電力)は、電力会社に買い取ってもらえます。

停電時の備えにもなる

電力会社からの配電が停止した場合でも、太陽光発電でつくられた電力が使えるため安心です。

太陽光発電の設置前に把握しておきたい5つのデメリットとは?

太陽光発電には多くのメリットがある一方、設置前に知っておきたい注意点もあります。太陽光発電のデメリットは、主に以下の5つです。

デメリット①初期費用が高く、費用回収に時間がかかる

太陽光発電の導入時には、大きなコストがかかります。

資源エネルギー庁が公表したデータによると、2023年における住宅用の太陽光発電システムの設置費用は、新築の場合で1kW当たり平均28.8万円です。家庭用ソーラーパネルの容量は一般的に3~5kWが多いことから、新設の場合の設置総額は計算上86.4万~144万円となります。

参考:太陽光発電について(P37)|資源エネルギー庁

太陽光パネルやシステムは低価格化傾向にあるものの、まだまだ多くの人にとって安い買い物とは言えないでしょう。自家消費用の太陽光発電の回収年数約10〜15年といわれており、費用回収に時間がかかるのも難点です。

ただし、再生可能エネルギーの普及・拡大は行政も力を入れているポイントであるため、太陽光発電システム導入に補助金制度を設けている自治体もあります。補助金が活用できれば、その分費用を抑えられるでしょう。

デメリット②太陽光発電パネルの設置に向いていない家もある

太陽光発電は、自宅の屋根の上に太陽光パネルを設置するのが一般的です。既存の住宅は太陽光発電を想定した設計になっていないため、いざ太陽光を導入しようと思っても設置に適さない場合があります。以下の条件に当てはまる場合は、専門家と相談しながら設置を見極める必要があるでしょう。

  • 古い耐震基準のもとで建てられており、荷重に耐えられない恐れがある
  • 設置スペースを確保できない
  • 屋根に日が当たりにくい
  • 屋根の勾配がきつい

デメリット③発電量が天候や気候に左右される

太陽光発電は太陽光をエネルギー源としていることから、天候や気候によって発電量が大きく変動します。夜間には発電できませんし、曇りや雨の日の発電効率は晴天時の30%以下にまで落ち込みます。

日射量・日照時間ともに、夏に多く(長く)冬に少ない(短い)傾向にあります。太陽光パネルには「熱に弱く、気温25℃を超えると徐々に発電効率が低下する」という特性があるため、一概に夏の発電量が多くなるとも言い切れません。売電収入も含めた費用回収を考えている場合には、長期的な視点で効果を予測する必要があります。

また、日照時間や平地面積、塩害リスクなどを考慮すると、太陽光発電には地域的な向き・不向きがあります。太陽光発電が向いている地域は、年間発電量の多い内陸部(山梨県や長野県など)や太平洋側(静岡県や徳島県)です。一方、北日本の日本海側では、年間発電量が内陸部よりも10~20%ほど低下します。そういった地域では、太陽光パネルの選定や設置角度などを工夫して発電効率を上げる必要があります。

また、海に近いエリアでは潮風による塩害のリスクも忘れてはなりません。常に海風にさらされることで、太陽光パネルや架台、配線などさまざまな部品や機器がさびたり、腐食したりする恐れが高まります。

デメリット④維持管理に手間と費用がかかる

太陽光パネルの法定耐用年数は17年とされていますが、実際には20~30年は使用可能だといわれています。一方、パワーコンディショナーの寿命目安は10~15年です。

つまり、多くの太陽光発電システムは、パワーコンディショナーの交換1回をはさめば30年近くは稼働できると推測されます。これだけ長きにわたって安心して使い続けるためには、定期メンテナンスは不可欠です。

加えて、2017年4月に施行された「FIT改正法」によって、50kW未満の太陽光発電にも定期的なメンテナンスが義務化されました。売電するためには3~4年ごとに1回程度の定期メンテナンスが必須で、これを怠った場合にはFIT契約を解除されるおそれがあります。

メンテナンス対象は、パネルやパワーコンディショナー、架台などシステム全般で、かかる費用は1回につき約2.9万円です。

参考:令和4年度以降の調達価格等に関する意見|経済産業省 調達価格等算定委員会

ただし、点検のために足場を組む必要がある場合は、上記に足場代が加算されます。破損や不具合が生じたときには、修理費用も発生します。

ソーラーパネルでは、

  • 洗浄:約3~6万円/1回
  • 修理:約7万円~/1枚

パワーコンディショナーでは、

  • 修理:約3~10万円
  • 部品交換:約5~10万円
  • 本体ごとの交換:約20~30万円

の費用が掛かることがあります。

保証期間内であれば無償で対応してもらえるケースが多いようですが、保証の延長には追加費用を要することも少なくありません。

デメリット⑤施工不良のリスクも

どんなに気をつけていたとしても、施工不良が起こる確率はゼロにはなりません。これは太陽光発電に限った話ではなく、工事を伴う設備全般に付随するリスクです。施工不良でよく聞かれるのは、設置後の雨漏り電気系統の不具合です。

雨漏りはパネルや架台を屋根に固定する際のビス穴によるものが多く、施工ミスの可能性が高いでしょう。電気系統のトラブルは、施工業者の経験・スキル不足が考えられます。施工業者の対応によってはトラブルが深刻化してしまうこともあり得るので、しっかりとした業者選びが重要です。

ダイキン「おひさまエコキュート」との併用で太陽光発電のメリットを最大限に高めよう

クリーンで無尽蔵な再生可能エネルギーである太陽光発電ですが、設置や施工、維持管理において注意すべきデメリットもあります。自宅に向いているかどうかは、多角的に検討しましょう。

太陽光発電のメリットを最大限に引き上げるためにおすすめなのは、蓄電池ヒートポンプ式給湯機など太陽光発電と親和性の高い住宅設備を併用することです。

ダイキンでは、夜間の電力を利用してお湯を沸かす一般的なエコキュートに加えて、太陽光で発電した電気を使って昼間に沸き上げを行う新しいタイプのエコキュート「おひさまエコキュート」も用意しています。太陽光発電で得られた電力を効率よく自家消費でき、さらに省エネ性を高める給湯機です。

エコや電気代の節約につながるだけでなく、深紫外線でお風呂のお湯の除菌おゆぴかUV)ができたり、パワフル高圧給湯を実現していたり、とうれしい快適機能も多数搭載しています。太陽光発電を取り入れる際には、あわせてダイキンのおひさまエコキュートの導入もぜひ検討してみてください。

おひさまエコキュートの導入に興味がある方は、ダイキンの購入相談窓口にお気軽にお問い合わせください。豊富な知識を持つ専門スタッフが対応します。

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