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2023.7.1

自分でできるエアコンクリーニングの範囲は?
やってはいけないクリーニング方法もご紹介

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最近はエアコンを自分できれいにするための便利な用品もいろいろ販売されているので、ほこりや臭いが気になったら、まずは市販のエアコンお掃除用品を使って自分でお掃除をしてみようとお考えの方もいらっしゃると思います。
でも実はお掃除方法を気をつけないと故障や、危険な事態を招く可能性があります。
今回は、自分でできるエアコンお掃除の範囲と、どんな点に注意してお掃除をすればよいかについて、ご案内いたします。

INDEX

自分でできる室内機のお掃除範囲

フィルター類と外から見える部分が中心

自分でできるのは、クリーニングというより「お掃除」「お手入れ」

エアコンの一部分は、自分で水洗いできるものや、つけおき洗いをするものもありますが、主な方法は、ほこりを掃除機で吸ったり、柔らかい布による拭き掃除が中心です。
定期的にエアコンをお掃除をすることで、カビの予防や、フィルターの目詰まりを防いで電気代を節約する効果が期待できます。

お掃除前の注意点

  • お手入れの前には必ず運転を停止し、電源プラグを抜くかブレーカーを切る。
  • 室内ユニットの金属部に手を触れない。(けがの原因)
  • 次のものは使用しない。(変形や変色、傷や故障の原因)
    ・40℃以上のお湯
    ・ベンジン、ガソリン、シンナーなどの揮発性のもの
    ・みがき粉
    ・綿棒
    ・タワシなどの硬いもの
    ・消臭剤などのスプレー

気になるエアコン内部のお掃除

市販の洗浄スプレーを使った内部(熱交換器)のクリーニングやリンス剤は要注意!

市販のエアコン洗浄スプレーや、リンス剤をおすすめできない理由

•ニオイやカビの発生
洗浄スプレーの噴射圧力では、奥まで洗剤が届かない場合や、流しきれなかった洗剤と汚れが熱交換器にこびりつき、ニオイやカビの原因になります。

•室内機から水漏れ
洗浄スプレーで流し切れなかった汚れやほこりが、エアコン内部で発生した結露水を受けるドレンパンや、結露水を排水するドレンホースの中に残って詰まりの原因となる場合があります。
また、洗浄スプレーに含まれる薬剤によって熱交換器のコーティングが劣化してしまい、室内機の吹き出し口から水が飛んだり、水が漏れ出したりする恐れがあります。
このほか、薬剤がドレンパンに残ると、ドレンパンがひび割れして水漏れする恐れもあります。

•ガス漏れ
冷暖房に欠かせない冷媒ガスを流す冷媒配管を腐食させてしまい、ガス漏れが発生する恐れがあります。これにより「冷えない」「暖まらない」原因になります。

•センサーや電気部品の故障
洗浄剤が温度センサーや電気部品にかかってしまうと、故障し、最悪の場合エアコンが使えない状態になる恐れがあります。

•火災の恐れ
冬場は、洗浄剤を噴霧後、十分に換気せずに暖房運転させると、薬剤から揮発したガスが機内にとどまってしまい最悪の場合、静電気などで火災が発生する恐れがあります。

上記のようなリスクがあるため、洗浄スプレーやリンス剤の使用はお控えください。

他にも! こんなスプレーの使い方は要注意!

ニオイやカビなどの発生対策として、エアコン内部やフィルター類に除菌や消臭、殺虫スプレーを噴きかけようとしていませんか?上述の洗浄スプレー同様、スプレーに含まれる成分によって部品の故障やガス漏れ、水漏れにつながる恐れがあります。
また、ホコリを取り除くのに便利なエアダスターにも注意が必要です。エアダスターや上述のスプレー類には可燃性ガスが含まれていることが多く、発火の原因になる恐れがあります。大変に危険ですので、家電製品への使用はお控えください。

エアコンだけでなく、空気清浄機などへのエアダスターの使用も要注意!

>こういう場合はどうしたらいい? 「自分で行うエアコンお掃除 Q&A」 はこちら

自分でできる室外機のお掃除範囲

表面を拭く、手で取れるゴミ・ほこりを取り除く程度でOK!

室外機のお掃除

雨風やほこりにさらされる室外機。汚れやすく内部までクリーニングが必要そうですが、実は表面を拭く程度のお掃除で大丈夫。ほこりやゴミがある場合も、手でつまんで取れるような葉っぱや枝を除去する程度で十分です。

室外機の前に物を置かないことが大切

ほこり防止や断熱効果を狙った室外機カバーは、風が通るものであれば使用しても問題ないですが、あまり目の細かいものは風が通りにくくなるためお勧めしません。
室外機は、冷房時に取り除いた熱気を排出したり、暖房時には外の空気を吸い込んで熱を取り込み、冷気を排出しているので、室外機の前は物を置かずに、空気がスムーズに流れるようにしておく必要があります。

収れん火災に注意!

室外機のカバーの上(特に木製・布製・ビニル製など可燃性のあるもの)にペットボトル水などを置かないでください。陽に当たることで、場合によっては、火災(収れん火災)につながる可能性があります。

ペットボトルが虫眼鏡のように光を集め、断熱シートやカバーを燃やす可能性があるので要注意。

室内機の日常的なクリーニングは、エアコンにおまかせ!

ダイキンなら、水内部クリーン/ストリーマ内部クリーンを搭載!

自分で時間と手間をかけて、リスクを負いながら内部をクリーニングしなくても、使うたびにエアコン任せでキレイにできます。

  • 機能の搭載については、お使いの製品の取扱説明書にてご確認ください。
  • 最新製品の機能についてはこちらからご確認ください。

>ダイキン ルームエアコン製品ページ

水内部クリーン(手動内部クリーン)

冷房運転で発生させた結露水を利用して熱交換器の汚れを落とし、その後送風運転と暖房運転で乾燥させます。約1か月に1回、行うのがおすすめです。

  • 室温が大きく下がるため、お部屋に人がいない時にご使用ください。
  • 付着したカビやホコリをすべて落とせる機能ではありません。
  • 室内温度23℃未満、屋外温度1℃未満のいずれかのときは水内部クリーン運転ができません。
    ※Rシリーズ、Dシリーズなど加湿機能付きのエアコンの場合を除きます。

※イラストはイメージです

ストリーマ内部クリーン(自動内部クリーン)

冷房・ドライ(除湿や除湿冷房)運転で5分以上運転し、停止した時、毎回自動でストリーマ照射とエアコン内部を乾燥させる運転を行います。エアコン内部のカビ・ニオイの原因菌を抑制します。

  • ご購入時の設定「入」 (不要なときは設定を「切」にしてください。)
  • 内部クリーンの対象部位は、熱交換器および気流通路です。

•測定条件 : 試験室6畳 試験機AN223AESと同等機種(AN22XES) 一般社団法人カビ予報研究室のカビセンサーを設置した室内機でストリーマ内部クリーン運転の有無によるカビセンサーの菌糸レベルを比較。 環境条件:室温27℃ 湿度70% において冷房運転を8時間/日行い内部クリーン運転の有無で比較測定。 評価機関:一般社団法人カビ予報研究室 試験報告書No191201

さらに、フィルター自動お掃除機能付きも!

ついついさぼりがちになるエアフィルターのお掃除も、エアコンにおまかせ。ダストボックスが自動で動いて、付着したホコリをブラシがかきとり、ダストボックスで回収します。積算で約1日運転した後に運転を停止すると、フィルター掃除運転を行います。

詳しいエアコンのお掃除方法はこちら!

自動お掃除機能付きでも、「おそうじランプ」が点いたら、お掃除が必要です。フィルターや、ダストボックスの詳しいお掃除方法は動画をご確認ください。
また、CLUB DAIKINに会員登録・ログインしてお使いのダイキン製品を登録していただくと、「My機器リスト」画面からお使いの製品の取扱説明書をダウンロードして頂けますので、そちらもご活用ください。
製品をご登録されていない場合は、この機会にぜひご登録をお願いいたします。

>動画でサポート

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本格的なエアコンクリーニングはプロにおまかせ!

自分でできるエアコン掃除の範囲はお分かりいただけましたでしょうか?
自分でできるのは、フィルター類と外から見える前面パネルやフラップのみ。
エアコン内部のクリーニングは、日常的なものならエアコンのクリーン機能におまかせ。
内部の汚れが気になるようでしたら、無理に自分でクリーニングしようとせずに、購入いただいた販売店もしくはダイキンコンタクトセンターにご相談ください。

>ダイキンコンタクトセンター

ダイキンのエアコンクリーニングなら、機器を一度取り外してすみずみまで徹底クリーニング!

自分で行うエアコンお掃除 Q&A

Q1.もしも洗浄スプレーなどのスプレー類を使ってしまった場合、どうしたらいいですか?

A1.速やかに電源プラグを抜いた状態にし、絶対にすぐに運転状態にしないでください。

【その後の対処法として、下記の内容を行ってください】

  • お部屋を十分に換気をする(お部屋全体の空気を入れかえる)
  • 換気後、しばらく冷房運転をする

こうすることで、可燃性ガスの揮発による火災のリスクや、スプレーの薬剤による影響をある程度軽減することができます。
また、過去に洗浄スプレーによる清掃を行ったことがあり、その後、エアコン使用時に、異臭がする・空調の効きがよくない等の症状がある場合は、メーカーサービスにメンテナンスを依頼していただく事をお勧めいたします。

Q2.ほこり取り棒で「送風ファン」の掃除を、行ってもよいでしょうか?

A2.市販や自作のほこり取り棒などを使ったエアコン内部のお手入れは、ケガの恐れや、ファンが破損する恐れがあるため、お控えください。

エアコンの運転中はケガの恐れ、ファン破損の恐れがあるため非常に危険です。絶対におやめください。
(運転停止ボタンを押した後でも、ファンはしばらく回転していますので大変危険です。)
運転停止中でファンが回転していない場合もファンが破損するリスクがあります。破損した状態でファンが再び回転すると、破片が吹き出す恐れもありますので、ほこり取り棒などの用具を使用したお掃除はお控えください。

ほこり取り棒による「送風ファン」掃除は、ファンを破損させやすい

ほこり取り棒を差し込んでお掃除をした結果、破損したファン。

Q3.エアコンのフィルターに市販の不織布フィルターをつけて運転してもよいでしょうか?

A3.エアコン風量の低下、ひいては冷房・暖房が効きにくくなるリスクがあります。

付属のエアフィルター以外に別途市販の不織布フィルターをつけると、目詰まりしているのと同じような状態になるため、風量や冷暖房の効きに影響が出る可能性があります。
また、バサバサとした異音の原因にもなります。

市販の不織布フィルターの使用は要注意!

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