建物建設にあたり、JR九州グループ各社それぞれの強みを活かし、グループ初の『ZEB』を達成。
また、コストを抑えるために様々な工夫を凝らしながらも、省エネ性と快適性を維持。さらに、従業員の環境意識が向上し、社外に対しても環境に配慮した建物ということで大きく注目を集めています。
所在地 | 福岡県 古賀市 糸ヶ浦 |
延べ面積 | 4,170㎡ |
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階数 | 工場棟 2階 事務所棟 3階 |
用途 | 工場 / 事務所 |
構造 | 鉄骨造 | 竣工年月 | 2023年10月 |
部屋構成 |
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当グループはSDGsを強く推し進めており、企業としてカーボンニュートラルに対する前向きな姿勢を示すべく製作所のZEB化に取り組んだ。
また、JR九州グループ間の連携によりコストを抑えた『ZEB』を達成した。
元々、九州一円に事務所が散らばっていたのですが、今後は分散した技術員を集合させることで技術力を向上させ、より良いもの作っていこうという方針があり、工場の新設計画が立ち上がりました。
以前からSDGsにも力を入れて取り組みを始めていたところで、社外に対するアピールもありますが、社内の環境意識を向上させる良い機会にもなると考え、工場のZEB化に向けて計画を進めました。
また、弊社では空調工事も請け負っていますので、お客様にZEBをPRするために、まずは自分たちでやってみることで、いろいろと説得力のある提案ができるようになっていくと思っておりますし、ご提案する際のモデルとしても活用できるという考えもありました。
ZEB化に関して、建築面、電気設備納入においてはJR九州のグループ間連携でそれぞれの強みを活かし乗り越えました。
まず建物の建築にあたっては、断熱等のコストをどう下げるかについて検討いただき、屋根については二重折板でコストを抑えました。
太陽光発電導入にあたっては、PPAモデルで太陽光を導入し、買電することでこちらもコストを抑えることに成功しました。
空調メーカーであると同時にZEBプランナーであるダイキン工業様であれば多くの製品の中から最適な機種をご提案頂けるものと考えお願いしました。
その中で特に決め手になったのは給水配管レスで湿度調整もできる「DESICA」でした。
また、ダイキン工業様の福岡ビル視察ではZEB Readyを取得されており、ペアガラス、太陽光パネル、運転モニタ等実際に見ることで、具体的なイメージも掴むことができました。
当初設計では『ZEB』未達でしたが、ダイキン工業様の手厚いサポートにより『ZEB』を達成することができました。
ダイキン福岡ビル(ZEB Ready達成)
2023年11月入居以降、当社社員がお客様に対し「ZEB化しています」「環境に配慮した建物です」と自信を持って紹介できるようになりました。
社内だけでなく、社外からも注目を集めるようになりました。
外観からは普通の事務所ビルですが省エネ性の高まりと実際の快適性も維持されています。
JR九州エンジニアリング株式会社
機械事業本部 機械企画部 設備課 担当課長
益満 純様
24時間365日
24時間365日
購入だけではなく、設計や仕様についてもご相談ください。
※お近くの弊社グループ会社が対応する場合もございます。
今回、福岡製作所のZEB化を通して一番変化を感じたのは社員のSDGsに対する意識が大きく変わったことです。
採用にあたり色々と苦労は有りましたが、省エネだけでなく快適性も形となって表れておりZEB化に取り組んで本当に良かったと思います。