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ZEB
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あなぶきセントラルビル 様

香川県 高松市

既築テナントビルの設備改修で
ZEB Readyを達成し
「省エネ大賞」受賞

あなぶきセントラルビル 様

あなぶきセントラルビルは、「住まいづくりや不動産価値創造事業を通じて地域社会の文化と歴史の創造に貢献する」ことを理念に、さまざまな事業を展開している“あなぶきグループ”の中核企業・穴吹興産が保有するオフィスビル。こちらでは空調更新するにあたり、ビル全体のエネルギー効率アップを叶える“ ZEB”を目指した設備改修を行いました。

穴吹興産株式会社
不動産ソリューション事業部 不動産運用グループ
穴吹章彦 様

ご採用の経緯

2002年設置の空調機を継続して使用していましたが、老朽化による故障や、それに伴うメンテナンスが多く、困っていました。
また、テナント様からは「エアコンの効きが悪い」「夏は窓際が特に暑い」といった声もあり、空調機の更新とビルの改修を検討。
ダイキンからの提案で、省エネ診断を起点とした3ステップで、設備改修を実施しました。


STEP1 省エネ診断で暑さの理由とムダを発見

まず省エネ診断で空調機の消費電力を測定したところ、定格消費電力の60%の電力しか使用されておらず、容量に大幅な余裕があったことが判明。
また、空調機の更新・増設を重ねたことで、室内機がムダの多い配置となり、室内に温度ムラが発生していることがわかりました。


STEP2 省エネ化に向けた設備改修を実施

省エネ補助金の活用を目的に“ZEB Ready”の実現に向けた設備更新計画を立案。
省エネ診断結果から、空調機器は「最適容量選定」により空調設備容量を約4割削減するとともに、温度ムラ改善のため、室内機の配置の見直しや風量アップを実施。
照明を蛍光灯からLEDへ変更し、ビルの南・西側の窓を断熱性の高い複層ガラスへ入替えるなど、設備改修を実施した結果、テナント様からも「快適性が向上した」「光熱費が下がった」との声をいただいています。

室内機の台数・配置を変更/照明もLEDに更新

廊下の照明も制御付LEDに更新

南・西面の窓には複層ガラスを採用

機械室に外気処理エアコンを導入

高性能・高機能なVRV Xシリーズ


STEP3 性能検証・運用改善で高い省エネを実現

さらに、改修工事と同時に、集中制御・遠隔監視の装置を導入。
遠隔監視で蓄積した空調機の運転データをもとに、使用状況を見える化し性能検証を行いました。
継続的な運用改善を実施することで、さらなる省エネにつながります。

空調更新前にまずはビル全体の省エネ診断を

今回のお客様のように空調機器の更新を検討されているビルオーナーの方々は数多くいらっしゃると思いますが、その際空調機器についてのみ考えるよりも、「エネルギー(電力)消費量」の観点からビル設備を広く見直してみてはいかがでしょうか。
ビルの場合、目安として「空調・換気」が約50%、「照明」が約25%を占めていますので、この2つを軸に改修を行って省エネ化を図る“ZEB更新”はとても有効です。費用の面でも、ケースによって補助金の活用が可能になりますから、検討する価値のある更新手法だと思います。
まずはビル全体の省エネ診断を受診することをお勧めします。

納入の概要

お客様

あなぶきセントラルビル 様

建物

オフィスビル

  • 鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 地上9階
  • 延床面積4970m2
  • 竣工1984年

導入設備

①空調/換気
業務用マルチエアコン/外気処理エアコン
②照明
人感・調光・タイマー制御付LED
③窓
複層ガラス
④その他
集中管理機器

工期

2018年10月~2018年12月


補助金

既存建築物省エネ化推進事業(国土交通省)

評価

ZEB Ready(BELS)/一次エネルギー消費削減率 50%

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