ケース1 / 大阪の3階建て住宅
施主:徳山様ご一家(大阪府)
今回、水谷氏のもとでリノベーションを行うことにされた徳山様に、リノベーションの動機、理由などを伺ってみました。
「一番は、これからのワンちゃんたちとの生活。今後の自分の生活を考えた時、どんな家で住むのがいいか、そのためのリノベって感じでしたね」
そう話されるのは、お母様。
徳山家は、お母様とお嬢様、そして4匹のワンちゃんが暮らすお家です。
「実は裏手に新築した別棟があるのですが、今の家との関係性がスムーズでなくて困っていたのです。
というのも飼っているダックスフントは、腰が弱い犬種で、段差があると乗り越えられないんですよ。家同士ももう少し行き来しやすくしたいな、という思いがずっとあり、娘とも話し合って決断しました」
徳山様を決断させたもうひとつの理由が、風通しと日当たり。
「我が家は奥に長い土地なので、風通しも日当たりも悪かった…」
仕事から帰ってきた時に、ホッとして安らげる、くつろいで楽しめる、そんな家にしたいというお母様、お嬢様双方の願いから、思い切って自宅をリノベーションすることに決められました。
そんな想いを抱いていた徳山様母娘が選んだ建築家が、水谷氏。
水谷氏に決められた経緯を、お嬢様にお話しいただきました。
「実はウチは、7年前に亡くなった祖母のために一度、リフォームしています。
でもその時は、工務店さんにいろいろお願いしても『構造上ダメです』『無理です』といわれることが多くて…。
それで、いろいろ親身に相談に乗ってくれそうな方がいないかなぁとインターネットで調べていたら、たまたま水谷先生の作品と出会って、『あぁ、この先生なら、私たちの願いを聞いてくれるかも』と思ったわけなんです」
もちろん、徳山様母娘は水谷氏以外にも、何人かの建築家をあたってみたそうですが、最終的に水谷氏に依頼されることにしました。
「いろいろ拝見させていただいたのですが、水谷先生の作品は『玄関を開けたら別世界!』という感じが良くって(笑)、ただオシャレなだけでなく、あったかい印象がありました。それで母にも『この先生にしようよ!』って」
面談の後、水谷氏の考え方に共鳴した徳山様母娘は、正式に設計を依頼、いよいよ、徳山家のリノベーションがスタートしたのでした。
「私たちの要望を伝えるも何も、先生が我が家にお越しになって、家を見た瞬間、パッパッパといろいろ言ってくださって、こちらは『え~っ!』という感じでした(笑)」
水谷氏が初めて徳山家を訪れた時の様子をこう語るお母様。
「お聞きして、『本当にそんなことできるの?』と、逆にこちらが聞き返したほどなんですよ」
お嬢様は、「前回のリフォームの時とは、全く違いました。先生の発想に、本当に圧倒されて…」と続けられます。
小一時間ほどで「減築して、中庭を作りましょう」という斬新なリノベーションの提案を水谷氏がされました。
「それをお聞きした時、不思議と私の頭の中にも絵ができていて…普通、こんなことってないと思うのですが、先生のアイデアを絵で捉えることができていたんですね。それで、決めました」
(お母様)
こちらからの要望以上の提案をされる水谷氏に、母娘ともども納得、あらためて水谷氏への信頼感を高められたのでした。
「減築って全く頭になかったけど、水谷先生に説明を受けたら、『確かに、なるほど!』って思いました。私たちのライフスタイルを考えると、それまでの部屋数って、本当に多過ぎたんですね」
(お母様)
さて、ここで水谷氏から、今回の徳山家のリノベーションについてどのような考えで進めたかを語っていただきましょう。
「現状のお宅を拝見して、まず閉塞感を感じました。部屋が暗くて、風通しもあまり良くないとお聞きしていましたし。
そこで私の持論である風と光の通り道を作るために、減築してでも何か『風穴』を開け、風と光を取り込みたいと思ったんです」
その結果、2階の約1/3を中庭にし、2階の風通しと日当たりを改善するとともに、中庭にトップライトを作ることで1階にも日差しが差し込むような配慮がなされています。
また、室内の『空気の流れ』を導くエアコンについては…
「ワンちゃんがいて、しかも抜け毛の多い犬種だとお聞きしましたので、たとえば1階は掃除しやすい床置形にするなど、それぞれの階の状況にあったハウジングエアコンを選びました。詳しくは工事の際にご説明しましょう」
風や空気の通り道を作る他にも、ワンちゃん用のスロープを作ったり、ドッグランを設けたり…「ワンちゃんとワクワク楽しい生活が送れるアイデアがいっぱい!出来上がりが楽しみです」(お母様)
徳山家のリノベーション、次回以降は工事の様子や完成後の快適さ、楽しさをレポートしていきたいと思います。
今回リノベするのは、写真右手の点線で囲まれた部分。上部に細長く伸びるのは、ドッグランです。
リノベーション住宅外観。奥の左手に見える別棟のベランダと、2階部分で行き来可能です。
2階東側約1/3に中庭を配置しています。
中庭と屋内は大きな開口部でつながり、風と光をふんだんに取り込み、東西に通します。
2階のトップライトを通して、暗くなりがちな1階にも、明るい日差しが届きます。
24時間365日
24時間365日
まずは無料でお問い合わせ
エアコン・住宅設備の選び方、ご購入から設置の流れなど、
ダイキンの専門スタッフまでお気軽にご相談ください。
修理のお申込み
修理に関するお問い合わせ