岐阜県恵那市 K様邸
K様のご主人は地元・恵那のハウスメーカーにお勤めの一級建築士。新居の特長は、土塗り壁高断熱工法と、太陽光発電によるプラス・エネルギー・ハウスをめざしたことでした。
「恵那は夏は暑く、冬は東北なみに冷え込む、寒暖差の激しい土地で、暖房シーズンは結露が常態化し、湿度コントロールが大きな課題です。この家では、空調負荷を最小限にしながら湿度を適正に保つことを目的に、デシカホームエアを採用しました」。南からたっぷり採光ができ、土塗り壁は蓄熱効果が高いため、太陽の熱と内部発生熱、あとはデシカホームエアの調湿で、冬は暖房なしで過ごせると予想しておられます。
夏は土塗り壁と土間が保冷効果を果たすのでデシカホームエアの除湿効果も高まります。「この夏は予想通りに快適でした。室温は高めにして、涼しくも暑くもない、ちょうどいい感じで過ごせましたね」。
ちなみに、奥様の実家は10年前に完成した高気密・高断熱住宅ですぐ近所。夏休みなどは子供たちがよく遊びに行くそうですが、今年の夏は、お昼過ぎには決まって帰宅するようになったのだとか。
「昼寝をしに帰ってくるんですよ。うちの方が気持ちがよくて眠りやすいと言って」。エアコンだけでの冷房とは質のちがう心地よさ。それを肌でいちばん感じていたのは子供たちなのかもしれません。
「ゼロ・エネルギー・ハウスから、さらに一歩進んだプラス・エネルギー・ハウス。環境負荷をできるだけ少なくして、地球と共生する家が作れないか?それがこの家のコンセプトですが、それを実現するためにはデシカホームエアでの調湿換気が不可欠でした。」
「実は、この家を建てるとき、家族の意見は全く聞いたりしませんでした。どうしても作る側の発想になってしまって…。住む立場でのこだわりと言えば、子供たちが走り回れるような家にしよう、ということぐらいで。間取りは子供たちが大きくなるにつれて変えていこうと思っていますが、空気質と冷暖房の点では、みんな満足してくれているようです。」
「夏も冬も、涼しすぎたり、暖かすぎたりせず、自然な快適さを実感しています。湿度をコントロールすることで、実際にそれが実現できることは、作る側の立場としても、住む側の立場としても体感できました。」
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