No.557 ヤマハ株式会社 様
静岡県浜松市
音・音楽を中心に事業を展開し、楽器、音響機器などの製造・販売を手掛けるヤマハ株式会社様。 今回浜松市中央区中沢町にあるイノベーションセンター開発棟の4階にてDK-CONNECTを採用いただきました。SBT(企業が設定する「温室効果ガス排出削減目標」)に向けた取り組みとともに省エネ化に向けて遠隔自動省エネ制御のトライアル検証に協力いただいた経緯についてお伺いしました。
総務部 施設不動産管理グループの皆様
ヤマハ株式会社様には、正式なサービス提供に先立ち、遠隔自動省エネ制御のトライアル検証にご協力いただきました。
遠隔自動省エネ制御の提供開始時期
エアネットサービスシステム:2024年9月より提供開始/DK-CONNECT:2025年4月より提供開始ヤマハではSBTの目標として2017年度を基準年とし、2030年までに温室効果ガス排出量を55%削減するという目標を掲げ、再生可能エネルギーによって発電された電力の購入と省エネ取組の2つの柱で温室効果ガス排出量削減を取り組んでいます。現在、本社事業所では購入電力を100%再生可能エネルギー化しています。以前より電力を監視するシステムは導入しており、従来、建物単位でしか把握できなかったところを工場の動力、コンプレッサー、集塵機など6つの系統に分けて電力の使用量を把握できるようにしました。このシステムにより省エネ取組のネタ探しや取組後の効果を見える化することを目的としています。空調機については温度管理は個別のコントローラーで実施していますが、温度設定を夏場は28℃、冬場は20℃に設定するというルールは設けています。省エネ取組をさらに進めていこうと考えている中でダイキンの営業担当から開発中であった省エネ制御(遠隔自動省エネ制御)をトライアルで導入する提案を受け、DK-CONNECTの採用を決めました。
DK-CONNECTの導入にあたり社内で省エネ活動を行うエネルギーワーキンググループが主導して進めました。当初、他社のシステムも導入を検討しましたが空調機がダイキン製であり、既存の集中管理コントローラーが設置されていたため、システム導入に係る初期費用を抑えられることもあり、試験的に21号館の4階に導入することになりました。新たに他社のシステムを導入する場合は大がかりな工事が必要とされましたが、そのような工事も発生せず、簡単に後付けで設置することができました。
ダイキン営業担当
DK-CONNECTを活用いただくことによる省管理や省人化といった価値だけではなくダイキン空調機とDK-CONNECTが繋がるだけで手間をかけずに省エネになるという提案させていただき、正式なサービス提供開始前のトライアル検証にご協力いただきました。本制御では快適性にも配慮されていることがポイントです。
今回は21号館4階のみでのトライアル検証でしたがDK-CONNECTの省エネ制御による省エネ効果(下図参照)も確認できたので他の階にも広げていきたいと考えています。今後、ワーキンググループから他の事業所に対しても省エネ効果を説明しながら、DK-CONNECTを導入したいという声を集めていき、展開していきたいと考えています。
建物用途 | 研究オフィス | 系統数 | 業務用マルチエアコン 8系統(4階1フロアのみ) |
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階数 | 地上7階建 | 省エネ効果 | 21.4%(冷房・暖房・中間期を含む年間通して) |
熱負荷を予測し、建物に合わせた省エネ制御を実施
最新機種だけでなく導入済みの空調機についても繋がるだけで省エネになります
24時間365日
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