多店舗を効率よく管理していくために新たな空調制御サービスを探していた

株式会社キュラーズ様

主に都心部を中心にトランクルームを展開しているキュラーズ様。ビル1棟をまるごと所有し、大小様々なスペースを展開することで、一般家庭の方から企業の方まで幅広いお客様がご利用されています。また、女性でも安心して使えるように清潔な内装やBGMを流したり、セキュリティにも力を入れています。そして、店舗が拡大していくにあたり、より効率的な管理を求めてDK-CONNECTをご採用いただきました。今回は採用に至る経緯や決め手についてお伺いしました。

選定の際に大切にしていたのは
長期的なサポートと使いやすさ

現在、全国で67店舗（2024年8月時点）を展開していますが、問題が発生した場合、1店舗ずつデータを確認するのは非常に時間がかかってしまいます。そのため、直感的に状況を判断できるような仕組みを探していました。BEMSの仕組み自体は15年以上前から導入していましたが、システムが海外製の為、バージョン変更や日本へのサポートが縮小されるという問題が起こっていました。そこで、機器更新というタイミングで、見直しをすることになりました。そのとき、選ぶ基準として大切にしていたのは、やはり頻繁に型が変わらないこと、サポートが手厚いこと、また、提供している会社の継続性です。海外製の安くて同じようなシステムを作ることもできましたが、その会社が10年後も存在し、同じサポートが請けられるかどうか、長期的な目線で考えたときにダイキンが最適と考え、採用させていただきました。

専門的な知識がなくても
操作できるため問題発生時の
対応時間が大幅に短縮できた

DK-CONNECTを導入してからは、状況をチェックするために、開発部と店舗運営の数名でチームを設立し、そのメンバーで毎月レビューをしています。以前は海外のシステムを導入していたため、トレーニングを受けた専任者がシステムを設定し、それを店舗運営のメンバーが運用するという形をとっていました。ただ、問題が起こった際に、原因にたどり着くまで、毎回その専任者に質問し、プログラムのバグなのか機械の故障なのか人的ミスなのか、そこを確定してから、対策を開始するため、解決するまでに非常に時間がかかっていました。DK-CONNECTは専門性がそこまで必要ではないため、ある程度マニュアルを見ていれば対応できるのがよいです。そういったところではとても安心感があります。

人の感覚で温度が変わらないように
集中管理で温度をキープ

基本的にはトランクルーム内の温度は一律で設定しており、スタッフが調整することはありません。人により温度の感覚が違うため、暑い・寒いで決めるのではなく、保管に適した温度管理を徹底しています。そのため、ベストだと考える温度がキープできているか、それがいち早く確認できるのが管理においては大切です。特に使用している機能としては、スケジュール制御と運転データの見える化です。設定温度が変更されていないか、不具合がないか、そういった部分を週1回や月1回など、定期的に確認しています。気付かないうちに変更されているとずっとそのままの設定になってしまうので、求めている温度環境が維持されているかどうかデータから確認しています。
また、デマンド制御も実施しており、毎年デマンドの数値をレビューし、目標値を決めて変更しています。基本的に我々が望んでいる制御で正しく動作しているときの数値を参考にしていますが、ここ数年は外気温度も上がっているのでテストをしながら最適な環境が維持でき、かつ省エネになるポイントを探しています。ただ何年もやっていて打つ手も無くなってきたので、メーカーには更なる省エネの提案を期待しています。