No.530 慶應義塾大学 三田キャンパス 様
東京都港区
慶應義塾様は、創立160年を超え、現在は小学校から大学・大学院までを擁する、日本で最も長い歴史を持つ総合学塾として幾多の人材を輩出しています。大学内は学生や職員が快適に過ごせるよう、各教室にCO2センサーや温湿度計を設置するなど、様々な対応が施されてきました。
そして、このたび既存の管理システムの更新・さらなる管理の効率化のため「DK-CONNECT」をご採用いただきました。今回は導入までの経緯と実際の使用感を、管財部の鈴木様にお聞きしました。
管財部 施設担当 課長 鈴木 健史 様
大学には複数のキャンパスがあり、それらのキャンパスの中にも施設が点在しているので、設備状況の把握が難しいです。施設の状況は設置時期や使用時間などバラバラなので、それをどう管理するか。まず、状況の把握をしっかりできるかどうかが設備管理における重要なポイントだと思っています。
さらに、ここ3年ぐらいはコロナの関係もあり、CO2濃度を計測し換気がしっかりできているかを確認することになりました。今までは設計上は十分換気できていますとか、感覚で換気ができているな、ぐらいでしたが、そこを数字で管理することになったのが結構大変で、各教室にCO2センサーを設置したりしました。ただ、どのくらいお金をかけてやるか、コロナがいつまで続くのかといった問題もあり、見極めが難しかった部分もありますが、そういった対応の中で、リアルタイムで監視することで問題点を含めていろんなことが分かってきたと思います。
大学の施設管理を担う管財部
空調機器の操作はスマートフォンやタブレット端末でも可能
今まで機器の状況は監視用のディスプレイで確認しないと分かりませんでしたが、DK-CONNECTなら、例えば校内での打ち合せ中や出張先で、空調の調子わるくない?という時に、スマートフォンやタブレットでさっと運転状態が確認でき、すぐに回答できるのがいいですね。適正に運転されているかどうか、リアルタイムでどこでも見られるのがいいなと。
外出中に校舎で何か問題が発生した場合にも、通知が入ってきますので、そういった機能も状況把握のうえで非常に役立っています。また、常駐しているビル管理会社にも運用してもらうことで、省管理の面でも有効活用できています。
これまで使用していたダイキンさんの監視システムでも、さまざまなことができましたが、構内LAN側の問題などシステムに由来しない不具合もあったので、そこに依存しないものがないかなと思っていました。当然そうなると本体の機器だけじゃなく、関連する設備や光回線などにも手を付ける必要があり、費用的にも負担が大きくなるとずっと思っていました。そう考えていたところにクラウド型のDK-CONNECTを提案いただけたので、そこも導入を決めたポイントになりました。
大学の組織的に施設部門とネットワーク部門が分かれていて、さらにネットワーク部門の中でも教育系や法人系などいろいろあり、新しいシステムを入れるときにはセキュリティ面や大学のネットワークに影響しないことが求められます。その点で、DK-CONNECTは大学のネットワークと完全に分離されていて相互に影響しないところに大きなメリットを感じます。元々、施設系のネットワークは別に引いていましたが、全体的にみると無駄になっている部分もあったので、その問題も解消されたと思います。
機械室に設置された制御盤
大学内の空調をまとめて管理
DK-CONNECTはエネルギーの見える化や省エネシミュレーションなど、かなり細かくできることがあると思います。それをどう使っていくかをこれから検討していこうと考えています。
あとは、今後も機能のアップデートがあり、できることが増えていくと思うので、三田キャンパス内の残りの校舎にも導入していくにあたり、ダイキンさんと一緒に使い勝手を確認しながら、進めていけたらと思っています。
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