No.523 社会福祉法人金努福祉会 認定こども園 とよみ保育園様
沖縄県
認定こども園「とよみ保育園」は、設立20周年を迎えるにあたり、空調更新のほか、昨今の電気代高騰や感染症対策にも効果が期待できる全熱交換器や空気清浄機も同時に導入されました。今回は採用に至った経緯や使用感について、統括園長である金城 努氏にお話を伺いました。
社会福祉法人金努福祉会 とよみ保育園
統括園長 金城 努 氏
2003年に社会福祉法人金努福祉会を設立して以来、地域と共に“金の卵”(子ども達、職員、地域の可能性のあるもの)を磨き続け、『地域に愛され、地域になくてはならない存在』でありたいという願いのもと、子ども達一人ひとりの個性を尊重しながら日々保育にあたってきました。
子ども達は帰りの会で、その日の良いところを探して発表しています。皆で喜びを分かち合うことが、自己肯定感を育むのに有効だと考えるからです。「ありがとう」と感謝の気持ちを持ち続ける人間になっていけるよう成長を見守っています。
当園には、0歳児から6歳児まで合計で170名以上の園児がいます。幼児のマスク着用や手洗いの徹底、そして換気など基本的な感染症対策を行っており、先生方や家庭の協力もあって、コロナ禍においてもクラス閉鎖や閉園もなく運営することができました。
ただ、保育園というのは風邪やインフルエンザ等感染症が流行りやすいため、常日頃から空気環境を良くするにはどうしたらよいか考えていましたし、空気清浄機も設置していました。一方で、何台も床置き型の空気清浄機を設置するのはスペースも必要ですし、低年齢児の安全面を考慮すると躊躇する部分がありました。
施設自体も20年経つため空調の更新を検討していました。ダイキンの空調が丈夫で良いという評判を聞いていたので他社製品は検討せず、ダイキンの製品カタログを眺めていたところ、換気設備や天井に埋め込むことができる空気清浄機を見つけ、早速ダイキンHVACソリューション沖縄の「空気の相談窓口」に連絡をしました。
沖縄の気候は雨や台風が多く多湿なため、湿気を逃すために換気をしたくても窓明け換気が難しいのです。
昨年は、エアコンをつけっぱなしの中で窓を開けることも試しましたが、その分電気代が高額になってしまいました。沖縄はもともと全国でも電気代が高い上、昨今の燃料費高騰も重なり、頭を抱えていました。
換気設備を導入することで、雨や台風の際、室内に雨風が入り込むのを防ぎながら、室内の湿気による不快感を軽減し、電気代の削減にも繋がるのであれば、ぜひ前向きに検討したいと考えました。
施設にはいくつも部屋があり、すべての部屋に導入すると金額が莫大になってしまうため、どのような部屋に導入するのが効果的かを検証しながら慎重に進めました。検討の結果、感染症リスクが高くかつ体温調節がうまくできない0歳児は熱中症になりやすいため、まず先に0歳児の部屋に『天井埋込ダクト形全熱交換器』を導入しました。
沖縄の建物は、外壁がコンクリートでできていたり、建物によってはコンクリートの床上にそのまま床板を張っていることもあり、密閉性が高く熱がこもりがちです。暑くて窓を開けると、今度は虫が入ってきてしまいます。『天井埋込ダクト形全熱交換器』を導入したことで窓を閉めておけるので虫も入ってこず、エアコンを使用しながら換気ができます。以前は屋外活動から保育室へ戻る際、窓開け換気を行ってからエアコンを使用していましたが、換気設備を導入してから常に換気ができている状態なのでエアコンの効きも良くなり、電気代の面でも大変助かっています。
『天井埋込ダクト形全熱交換器』
同時に導入された
『天井埋込カセット形UVストリーマ空気清浄機』
同福祉会の別施設に導入された『天井吊型全熱交換器』
先生方は子ども達のことを大切に考え常に気を配っているので、自身が休憩中でも子どもの姿が見えてしまうと、ゆっくり休むことが難しいものです。当園では、職員用の休憩室は子ども達から見えないところにあります。事務関係の仕事も同様で、子どもから離れた場所にある事務室で、なるべく短時間で集中して行えるようにしています。職員も楽しく効率的に働くことができる環境を提供することも、子ども達の保育と同じくらい大切に考えています。
私たちは、子ども達が居て初めて働く場所があります。沖縄は子沢山で長寿県というイメージが浸透していますが、現在は他県同様、少子化は問題になっています。保育園というのは、子ども達が安心して通える場所であることはもちろん、保護者の方々が子ども達を安心して預けられる場所、職員が安心して働ける場所であるために、清潔な状態であることが必要です。これからも空気環境に気を遣い、皆が安心して集える場所であり続けられるよう努めていきたいと思っています。
職員用の休憩室
弊社の「空気の相談窓口」にご相談をいただいてから、何度もお打ち合わせと現地調査を重ねました。実空間での換気診断を実施し、CO2濃度が上昇している時間帯や、営業アプリ「YODOMIRU(ヨドミル)」を使った空気滞留の見える化で状況を説明いたしました。
今回はとよみ保育園様のほか、社会福祉法人金努福祉会様が運営されている4施設へ、換気設備と天井に埋め込む空気清浄機をご採用いただきました。経営者の方々は、昨今の燃料費高騰から電気代を気にされる方も増えています。空気の可視化ができる様々なツールを用いて、最適な解決策をご提案できるよう日々努めて参ります。
ダイキンHVACソリューション沖縄株式会社
謝名 亮磨 (左)/宮城 大希 (右)
ダイキンの換気診断レポート
24時間365日
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