No.486
株式会社流機エンジニアリング様
東京都港区
株式会社流機エンジニアリング様
株式会社流機エンジニアリング 代表取締役会長 西村 章様(写真右)
富士電機テクニカ株式会社 営業本部 東日本支社 川中子 崇様(写真左)
●トンネルクーラーの風量は1500㎥以上とかなり大きく、空冷チラーだと非常に大型で高価なものになってしまいます。また、狭い坑内に納まるように幅・高さに機器設計上の制約があります。もちろん、機器排熱の課題も考慮しなければなりません。結果として、水冷チラーを選択しました。
●水冷チラーの中でも、大容量かつコンパクト、シンプルな構造で信頼性が高くメンテナンス体制も整っているダイキン製を採用しました。
●その機種選定・設計にあたっては、製品ノウハウが豊富で、長年にわたるサポートで信頼を置いている富士電機さんにご尽力いただきました。
●トンネルクーラーの寿命は、約3年、もって4年が当たり前の世界です。温度や湿度など過酷な環境下での使用という事もありますが、大きな要因は現場での用途にあります。
●弊社ではトラックに積載する事を想定してトンネルクーラーを設計していますが、実際の現場ではスキッドベース(ソリ代わりの鋼材)に載せ、重機で牽引して移動させる事が多く、熱源機には考えられないような過酷な環境で使われています。
●それでも、人や機器を守るためにトンネルクーラーは重要な存在です。このため、故障しやすい部品を特定・定期的に更新するなど、こまめなメンテナンスが欠かせません。
●当初は海外製のチラーを使っていましたが、パーツを発注してもすぐに届かないなどサービス体制に問題がありました。
●その点、ダイキンさんは24時間体制で、パーツの供給、メンテナンスに対してスピード感を持って対応してもらえるという信頼感がありました。
●製品設計についても、メンテナンスのしやすいシェルアンドチューブ熱交換器を採用しており、この用途では信頼できます。
●性能面についても運転可能範囲がとても広く、過酷な環境でも「ふんばってくれる」チラーだと思っています。
●トンネルクーラーは、シールドトンネルや山岳トンネル、ダム工事で使うマスコンクリート(高質量・高体積コンクリート)の冷却用にも使われています。
●労働環境改善、熱中症対策の観点からトンネルクーラーは注目されており、九州・沖縄では準標準積算対象機器になっています。
山岳トンネルの掘削現場は機器からの排熱だけでなく照明や使用するコンクリート(セメント)の反応熱などで表面温度が40℃を超える事も少なくありません。温泉地帯ではさらに高くなります。熱中症の危険が非常に高く、労働環境、安全衛生の観点から坑内の冷却は欠かせないものとなっています。
シールド工法によるトンネル工事の場合も、シールドマシン出力の約15%が排熱に化けるため、機器にとっても過酷な環境です。油圧低下抑制など機器の性能を安定させるためにも、トンネルクーラーは重要な役割を担っています。
標準タイプ60馬力 出口温度範囲 : 4~16℃
●高い耐久性、効率性に定評のある半密閉シングルスクリュー圧縮機を搭載。
●低負荷時での効率アップに効果的なエコノマイザー回路を標準搭載。
●100~10%の連続容量制御が可能。
●電動機操作盤・圧力計を標準装備し、現地電気工事を簡略化。
●温水の供給も行える『ヒートポンプ改装』も対応可能。
●凝縮器・蒸発器に、メンテナンス性に優れたシェルアンドチューブ式の熱交換器を使用。
24時間365日
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