No.320 東広島市消防局 様
広島県東広島市
2011年12月末より、災害への対応力を強化した新消防庁舎で業務を行っています。
日中、一般職員は40名程度ですが、災害現場へ出動する消防隊員は24時間体制で20名程度が常駐しています。
こうした消防署において実はお湯は大切な役割を持っています。
隊員は24時間常に災害対応に備えており、庁舎を離れるわけにはいきませんので、食事は自炊が中心、入浴も署内で済ませますので、給湯設備は欠かせません。
また、新庁舎は経済性とともに環境・防災面にも配慮した施設づくりに努め、厨房はオール電化、給湯にはヒートポンプ方式の業務用エコキュートを採用しました。
とりわけお風呂は重要な施設。通常は夕刻に入浴時間を設定していますが、災害出動があった際には、帰署後に現場での汗や汚れを流すのに使います(主にシャワー)。
単に汚れを落とすだけでなく、隊員の緊張感と疲れをほぐし、次の災害対応に備え、気持ちをリセットさせる大切な役割を持っていると言えます。
この辺りは冬の冷え込みが厳しく、特に今年の冬は寒かったので当初不安でしたが、湯切れなどのトラブルも無く、立派に任務をこなしてくれています。
株式会社佐藤総合計画 関西事務所
技術 環境 主任担当
小泉 公利 様 (建築設備士)
新庁舎は東広島市の消防活動拠点の中枢として、また、市民への防災に関する啓発活動の拠点となるため、施設内の設備も、快適で経済的なことはもちろん、環境面や防災面にも充分に配慮しなければなりませんでした。
そこで様々な防災設備とともに、屋上緑化(50m2 )や太陽光発電(10kW)といった、環境に配慮した施設や設備の充実を図っています。
給湯においては、誰もが手軽で安全に扱え、経済性・環境性に優れているとの観点から、厨房はオール電化を図り、給湯には業務用エコキュートをご提案いたしました(厨房の飲料用給湯は電気ヒータで対応)。
また、給湯配管の循環保温用として、ヒートポンプ式の再加熱ユニットも採用しました。
やはり、大切な隊員の士気にも関わるので、お風呂や厨房、仮眠室(個室)の快適性には特に気を遣いました。
空調の面でも様々な工夫をいたしました。
広い空間である事務室や防災センター(市民学習の施設)などは、空調効率の良いアンダーフロア(床吹出し)方式を採用。
防災センターや講堂など、日中しか使用しない空間は氷蓄熱空調で対応し、環境性と経済性の向上を図っています。
東広島市消防局 様
広島県東広島市
浴室・洗面用途/業務用エコキュート(EQ372JV・タイプⅡ)×8台
給湯配管循環保温用/再加熱ユニット(ULP80AR)×1台
日中使用エリア/氷蓄熱ビル用マルチVe-upⅡG 132馬力(7系統)
終日使用エリア/ビル用マルチVe-upⅢ 114馬力(6系統)
男子隊員用仮眠室/ルームエアコンマルチ 25馬力(5系統・室内機38台)
通信機器室/スカイエア冷房専用機(8馬力)
無線機器機械室/スカイエアEco-ZEAS80同時運転ツインマルチ(3馬力・冷専として使用)
電気室/スカイエア冷房専用機(6馬力)
救急消毒室/スカイエアEco-ZEAS80(3馬力)
24時間365日
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