No.435 天台宗 雷電山慈心院 萬福寺 様
茨城県 行方市
萬福寺は、平清盛・重盛親子に仕えた家臣平貞能に由来し、寛正5年(1464年)に芹沢で開基され、元禄10年(1697年)に羽生へ場所を移して今に至る歴史あるお寺です。こちらでは、法要の際に檀家の方々が集う本堂の快適性向上を図るために空調機器の追加導入を検討され、このたび『スタイリッシュフロー』1台をご採用いただきました。
萬福寺 住職
熊岡明然 様
毎年お盆の8月15日に執り行う法要「施餓鬼」には、檀家の方々が150人ほどお集まりになり、本堂は余地もないほど一杯になります。それでも以前はガラス戸を開け放ち、業務用扇風機2台と家庭用扇風機数台を回しておくだけで、なんとか暑さを凌ぐことができていました。
しかし、近年の猛暑がかなり堪えるものになっていることや、参列される方々が50〜80歳代になっていることからエアコンを望む声が上がり、5年前に床置形2台を設置しました。ただ真っ直ぐ風を吹き出すとロウソクが消えてしまうため、風量は弱に、風向も下向きに設定していますが、冷気を行き渡らせるのが難しく、エアコンを追加導入することになりました。
当初は床置形や壁掛形の追加も考えましたが、最終的には床面にスペースを取らず、土壁にもなるべく負荷をかけない、天井の色に合った黒の天井吊形『スタイリッシュフロー』を選びました。お盆の「施餓鬼」と同じぐらいの人が集まる11月の「合同年会」でひとまず暖房として使用しましたが、「ずいぶん暖かく快適になった」と好評でしたので、来年の夏には冷房として効果を発揮してくれることを期待しています。
販売店様の声
築400年余りのお寺の本堂にエアコンを設置するということで、機種提案はもちろん、施工の面でも意匠を損なわないよう配慮しました。 室内機については、天井の一部を開口し、大梁から木造用の金物を垂らすかたちで設置し、天井も復旧。原状とできるかぎり違わぬように努めました。 また冷媒配管については、茶色のラッキングカバーを用いることで、日本建築の内外観に馴染む仕上げにしています。
東洋空調工業株式会社(土浦市)
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