株式会社広島銀行様　福山北支店

築15年が経過していた福山北支店を設備改修。広島銀行では8店舗目となるZEB化事例。

環境省補助金(建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業)を活用。導入にかかる費用を抑えつつ、躯体改修を行うことなく高効率機器への更新によりNearly ZEB達成。

所在地	広島県	延べ面積	857㎡
階数	地上2階	用途	事務所等
構造	S造	竣工年月	2009年
部屋構成	1F 事務所・窓口 / 2F 事務所

広島銀行福山北支店外観

屋上
（超高効率空調機VRV-QX）

会議室
（店舗・オフィスエアコン S-ラウンドフロー）

屋上
（太陽光発電）

広島銀行では地域社会・お客さまのカーボンニュートラル実現に向けた取組強化の一環として、各支店のZEB化を通じて、温室効果ガス排出量削減に取組んでいます。当行の取組を通じて、多くの事業者様がカーボンニュートラル実現を目指すきっかけになれば幸いです。
広島銀行ZEBへの取組

左　ダイキンエアテクノ株式会社　岡田
中央株式会社広島銀行　課長　森山様
右　株式会社広島銀行　課長代理　日山様

ZEBを検討しているお客様へ一言

当行は、カーボンニュートラルへの対応を含むお取引先のサステナビリティ向上支援を地域金融機関の責務ととらえ、金融・非金融の両面からご支援するソリューションを展開・拡充しております。この度の取組みが、当行のお取引先企業をはじめとする多くの企業さまにとりまして、カーボンニュートラルの実現やサステナビリティ経営の実践に取り組まれる参考となりましたら幸いです。

株式会社広島銀行

アクティブ技術 — ACTIVE Technology —

空調
換気
照明
BEMS

パッシブ技術 — PASSIVE Technology —

断熱

創エネ技術 — CREATE Technology —

発電

ZEB検討の経緯・きっかけ・広島銀行のカーボンニュートラル取組

地域を支える金融機関として、積極的な姿勢を示したい

2022年5月、ひろぎんグループは地域社会およびお客様のカーボンニュートラル実現に向けた取組を強化する一環として、温室効果ガス排出量の削減目標を設定しました。広島県はものづくりが盛んで、人口あたりの温室効果ガスの排出量が多い地域ということもあり、カーボンニュートラル達成に向けて金融機関が積極的な姿勢を示していく必要があると考えています。広島銀行の取組としては、環境性能の高い社屋への建て替えやエネルギー利用効率の向上を進める中で、各支店のZEB認証取得を進めています。

ダイキンを選んだ理由

空調に関する専門性と、安心のサポート体制

もともとダイキンエアテクノさんとは、各支店の空調設備の保守をお願いしたことがきっかけでお付き合いが始まりました。安心のサービス体制や部品供給体制に加えて、フロン排出抑制法といった法規制への対応としてアシスネットサービスを提案していただくなど、現在も多方面でご支援いただいています。
さらに、ZEBに関する専門性もお持ちのため、今回福山北支店のZEB化を進めるにあたっても、ダイキンエアテクノさんにお願いすることにしました。

社屋ZEB化に向けての設計時の工夫など（福山北支店）

創エネのご提案もいただき、大規模改修を行わずにZEBを実現

福山北支店は築15年が経過し、設備改修が必要なタイミングにあり、設備改修と並行して店舗のZEB化計画が立ち上がりました。ダイキンエアテクノさんにてZEB実現の可能性についてのプランニングから設計施工、環境省の補助金申請までワンストップでご対応いただきました。既存の太陽光パネルを増設して計30kWとするなど、ZEB化に向けた空調以外の専門的なアドバイスもいただき、その結果、建物自体の大規模な改修を行わずにNearly ZEBを達成することができました。

ZEB化したことによる効果と反響

削減できた費用は職場環境改善へ

今回、超高効率機器を導入しましたので、大幅に電気代が削減されました。2024年6-8月の電力使用量は、前年の同時期と比較し50％の削減、電気代では約40万円の削減に成功しました。削減した経費は社員のために還元できるようになりますので、職場環境の改善にも寄与できると考えています。引き続き、持続可能な未来の実現に向けて、当行の取組を地道に進めていくことが、より多くの事業者様が環境意識の向上を図るうえで欠かせないと考えております。