生産工程で発生する粉体により、空調機内部(熱交換器)が汚染され、カビや虫、腐食が発生。
エアコンの内部(熱交換器)洗浄を年に数回実施しなければならず、メンテナンス費用がかさむ。
パウダーガードフィルターチャンバーと組み合わせ
不織布や市販のロールフィルターなどを使用していましたが、粉がエアコン内部に入り込み、カビや虫の発生が問題となっていました。そのため、対策として汚染が激しい場所に機内洗浄機を設置しましたが、洗浄作業にはコツが必要であり、完全にきれいに洗浄することができませんでした。
また、エアコンの吸い込み口には薄いフィルターを設置し、週に1回の清掃と年に1回の清掃業者による洗浄を行っていましたが、これによる年間の費用は約100万円かかっていました。
フィルターには大量の粉が付着していましたが、フィルターを取り外すと、鰹節粉が185gも回収されました。さらに、エアコン内部には粉の付着はあまり見られずきれいな状態でした。
9ヵ月後のフィルター
エアコン内部
回収された鰹節粉
工場 | 鰹節・鯖節工場(京都府) |
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空調機 | 床置中低温形 洗浄可能設備用 床置設備用エアコン 合計 20台 |
粉体 | 鰹(鯖)節粉 |
印刷物にインクが付かないようにするため、パウダーを噴射する必要があり、そのために粉塵対策としてエアコンには高性能フィルターを採用しています。
エアコンを設置してから6年間、空調機の洗浄やフィルターの交換は行っていませんでした。メンテナンスは、1~2ヵ月に1度、エアーで粉を払い落とす程度にとどまっていました。
最近、高性能フィルターを確認したところ、一定量の粉塵が捕集されていましたが、内部には粉が入り込んでおり、さらに目詰まりが発生し、より多くの粉塵を捕集するための性能が低下していました。その結果、エアコンの風量低下や能力低下が起こっていました。
高性能フィルターを装着したエアコンとパウダーガードフィルターを装着したエアコンでは、新規設置時の初期能力から既に高性能フィルターには負荷がかかり、能力低下が見られました。
さらに7ヵ月の運転後に比較した結果、高性能フィルターは初期の倍程度の能力低下が見られましたが、パウダーガードフィルターは高性能フィルターの初期能力低下程度に留まりました。
そのため、パウダーガードフィルターの方が能力低下が緩やかであり、エアコンの寿命延長が期待できると考えられます。
工場 | 印刷工場(埼玉県) |
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空調機 | 床置冷房中温形 +中性能フィルターユニット |
粉体 | 印刷用裏写り防止剤(でんぷん) |
でんぷん由来の微粒子バターを使用
24時間365日
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