No.327 岡山県浅口市 医療法人みわ記念病院 さつきの里デイサービスセンター 様
岡山県浅口市
当センターでは、お風呂の利用者が1日平均35~36人。月曜が40人と最も多く、日曜日は12~13人程度です。
これまでは、給湯はガス給湯器を使った循環式(週1度入替え)による、40人程度が一度に入れる大浴槽(5000リットル)でした。
10年が経ち老朽化が進むことで、気が付くと年間150tほどの漏水が発生。燃料(ガス)費、消毒などの管理費、バーナーなどのメンテナンス費も増してきました。
また、家庭では味わえない広々とした入浴をと考え大浴槽にしていましたが、多人数での入浴を嫌う(落ち着かない、恥ずかしい、手術痕など)利用者様が意外に多く、また1人の介護士で6人ほどの入浴を介助する負担も小さくありませんでした。
浴槽の老朽化を機に、利用者様への気遣いと介護士の労力負担の軽減も考え、大浴槽から複数の個浴への変更を決め、ジン・コーポレーションの神田社長様に相談しました。
個浴への変更に際して、給湯コスト(燃料費・メンテ費)の削減、管理の手間を抑えられるとしてダイキンさんのヒートポンプ給湯機・業務用エコキュートをご提案いただきました。
最終的に、基本は経済的なヒートポンプ給湯でまかない、利用者の急増に備え、既設のボイラーを組み合わせたハイブリッド方式を採用しました。
大浴槽から2つの個浴に代わり、2013年3月より稼動させていますが、そのコストパフォーマンスに驚いています。
GHP空調や洗面・調理場の給湯には今もガスを使用していますが、毎月28~35万円だったガス代が約1/2に低減。逆に電気代はほとんど変わらず、ビックリしています。
この地域は水道の圧力が低く加圧ポンプを使っていましたが、業務用エコキュートは高圧タイプなので加圧ポンプも不要になりました。
不要になった循環用ポンプや加圧ポンプなどの電気代が相殺されているのでしょうね。
計画では5~6年での償却予定でしたが、この差額だと償却期間はもっと縮まるのではないかと期待しています。
給湯費以外にも嬉しい効果がたくさんあります。
ボイラーだと、さら湯なのですが、利用者様にはきつく当たるようで、貯湯式のエコキュートのお湯の方が優しく感じられるようです。
基本かけ流し(湯温55℃)なので、消毒などの手間もなく、管理の手間も軽減。お湯から消毒臭がなくなったと好評です。
個浴にすることで、皆さんに気兼ねなくご利用いただけ、スタッフの負担も軽減。マッサージなどもしやすくなりました。
当初2台システムを考えていましたが、貯湯量にゆとりを持たせるために4台システムに。おかげでボイラーは極稀に稼動している程度。いまのところ湯切れの経験はありません。
湯量の履歴がリモコンで見られるのも良いですね。将来的にオールヒートポンプ方式にする際、正確な消費量データが必要だと思いマメにチェックしています。
当センターへの見学者には湯切れの心配がなく、エコで省コストなハイブリッド給湯を必ず紹介しています。
特にエコキュートに関しては、「燃焼がないから環境に優しいし」「爆発や出火といった危険性が少ないので安心」「貯湯タンクは災害時の非常用水に使用できる(2トンの非常用水を常備しているのと同じ)」 と猛アピールしています。
ジン・コーポレーション 社長
神田 政成 様
さつきの里デイサービスセンター様の様々な設備のご提案・保守をさせていただいています。
大浴槽から個浴に変更したいとのご相談があり、真っ先にヒートポンプ給湯を考えました。
大浴槽の場合、お湯の消費量の増減が激しいので貯湯量の設定も難しいのですが、個浴ですとその増減の差も少ないので、給湯コストと藤原課長様の管理の手間も大幅に軽減できるヒートポンプ給湯がベストだと考えました。
ボイラー本体はまだ使えましたので、湯切れ対策用にヒートポンプ給湯と組み合わせたハイブリッド方式(業務用エコキュートと燃焼式給湯器を連結させた併用システム)を提案いたしました。
ハイブリッド方式のシステムが給湯停止弁の接続だけで容易に組め、その実績も豊富なことからダイキンさんの業務用エコキュートを選定しました。
経済的でクリーン、しかも湯切れの不安もないシステムとして、大いに気に入っていただけたようです。
給湯費の低減や管理の省力化などの結果も満足いただけたようでひと安心です。
今後、給湯のオールヒートポンプ化に向けてさらなるご提案をしていきたいと考えています。
24時間365日
24時間365日
まずは無料でお問い合わせ
エアコン・住宅設備の選び方、ご購入から設置の流れなど、
ダイキンの専門スタッフまでお気軽にご相談ください。
修理のお申込み
修理に関するお問い合わせ