水配管レス調湿外気処理機DESICA デシカ > 採用事例 > 病院の新築
長時間の治療を受けられる患者さんに
少しでも快適な環境を提供したい。
医療法人 いきいき.クリニック
院長 医学博士 横木 広幸 様
- DESICAは当院の人工透析室に採用しています。
- 人工透析は4~5時間もかかり、その間、動き回れない患者さんにとっては、些細な温度変化や空気の動きも不快感へとつながります。事実、以前に勤務していた病院では、こうした苦情が非常に多かったです。
- こうした背景からトヨックスさんからご提案いただいたのが、天井面にパネルを敷き詰めた冷・温輻射によるもの空調。送風がなく室内が均一に冷暖房できる点で採用いたしました。
- ただ、送風が伴う換気と冬場の乾燥については、いろいろと試行錯誤していただきました。
- そしてご提案いただいたのがDESICAです。
- 室温に近い状態で外気が導入できるため、換気による温度変化が少ない上に、給水の手間や水漏れの原因となる給水配管のない加湿が行えるとあって大いに興味を持ちました。
- 空気中の水分で加湿すると聞き、正直、「足りるのか?」と、少し不安はありましたが、暖房シーズンに入り充分な加湿に驚いています。これなら乾燥に敏感なお年寄りや女性の患者さんでも喜んでいただていると思います。
- もちろん夏場も室温をあまり下げなくても、サラッとした感じで。寒がりの患者さんも暑がりの患者さんも、みなさん喜んでもらえたのではないでしょうか? 音も気にならないし、私たちスタッフも気にいってます。
快適性を維持するだけでなく、
空調の省エネ化にも貢献しています。
(株)トヨックス 環境空間事業部
山口 英徳 様
- ドラフトの感じない冷暖房なら、当社の輻射式で充分対応できると自負していますが。換気や加湿もとなると難しい。いろいろ検討するなかでダイキンさんのDESICAを知りました。
- 温度だけでなく湿度まで、外気を設計室内環境に近い状態にして取り入れられると考えました。
- 後は吹き出し口の配置と風向を調整すれば、換気と加湿の問題は一挙に解決しました。
- また、外気処理をDESICAで行うことにより、チラーは輻射パネル専用になるため効率的になります。
- さらに、適切な除加湿で体感的に冷暖房効果が高められていますので、輻射パネルへの水温も少しシフトでき、冷暖房の運転効率をより高めることができました。
- 高品質な温湿度環境の演出は、省エネ効果を高めることにも繋がることを改めて実感しました。
冬場の湿度を40%以上に維持。水漏れ原因となる給排水管やカビの原因となるドレンパンが無いので安心。
輻射パネルとDESICA吹出し口。照明も刺激の少ない間接照明を採用。
空調システム系統図
輻射パネルの熱源はインバーターチラー、給湯にはエコキュートと省エネ・オール電化を図られています。
■室内外環境測定データ(冬季)
■室内上下温度分布(冬季)
※計測期間:1月7日~1月16日