エネルギーの安全供給と保安の確保、また環境に配慮した企業活動により、快適な生活と豊かな社会の実現に貢献することを経営理念とする中で、特に脱炭素への貢献では再生可能エネルギー電源の開発や、天然ガス/省エネ設備への転換推進によるCO2排出削減を推進。
その中で社屋の船橋ビルは設備改修により、空調熱源をガスエンジンヒートポンプとした上で「ZEB Ready」を達成した。
ガスエンジンヒートポンプ(GHP)を使われている既存のビルでも
ZEBのご提案が出来るという確証が持てた。ガスヒートポンプでも
更新前の使用実態を知り、最適機種選定することでZEBは達成できる。
京葉ガス株式会社 岡田信貴 様
近年、民間の物件でも環境負荷の少ないZEBに関するお問い合わせが増えてきていました。
しかしガスエンジンヒートポンプ(GHP)でのZEB取得事例は多くなく、 GHPをお使いのお客様にZEB提案をする際にお見せできる前例が少ないと感じていたところ、ちょうど弊社の船橋ビルの熱源機が経年更新のタイミングを迎えていたので、まずは自社ビルでZEB化にチャレンジしようと決めました。
複数社より提案を受けましたが、ダイキンエアテクノさんの資料が一番具体的で分かりやすいと感じました。コスト面も考えて下さっており、総合的に判断してお願いすることにしました。
ビルのエネルギー消費で大きな割合を占める空調機の見直しとして今回は現状の運用実態に合った空調負荷を調べ、計算をし直す所からスタートしました。その結果、空調容量を約半分に見直すことが出来ました。
更に全熱交換器の導入も大きなポイントとなりました。
照明については概ねLED化しておりましたが、更に高効率なLEDへの更新実施、調光センサーの導入など汎用技術を上手く組み合わせました。
太陽光発電設備はZEB評価に必須ではありませんでしたが、停電時も日中は電力を確保できる点にメリットを感じ導入を決めました。
ガス吸引式冷温水機+AHU・FCU、GHP増設
■冷温水機:100USRT
■GHP:33HP
■RA:11HP
冷房能力 合計475.2kW
GHP(個別空調システム)+全熱交換器
■GHP:76HP
■RA:12.7HP
冷房能力 合計248.4kW
空調容量を約半分まで下げたにもかかわらず、現場からは問題なく非常に快適に過ごせていると聞いています。
最適容量選定をしたことでランニングコストの削減も見込め、次回更新時の改修費用の削減も期待しています。
またBEMSでエネルギーの使用状況が見える化されたことで、こまめに照明を消すなど現場の意識に変化が生まれてきたとも聞いております。
ダイキンエアテクノ株式会社
取締役東京支店長 中村敦士(右)
第一工事部 丹生 純矢(左)
ダイキンエアテクノ株式会社
取締役東京支店長 中村敦士(右)
第一工事部 丹生 純矢(左)
24時間365日
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購入だけではなく、設計や仕様についてもご相談ください。
※お近くの弊社グループ会社が対応する場合もございます。
本件は、「ガスエンジンヒートポンプ仕様の既築テナントビルでのZEB化は難しい」という市場の固定観念を払拭し、ZEB化へのハードルを下げる大きな役割を担う成功例となりました。
今後も、脱炭素社会への貢献に向けて、ZEBを検討される多くのお客様をサポートしていきたいと考えています。