岩沢クリニック様は開院以来、赤ちゃんにもお母さんにも優しく、安心できる医院を目指し、スタッフや設備の充実を図るとともに、病院自体も地震に強く、バリアフリーな平屋建て。地域の皆様との心のふれあいを大切にし、アットホームな雰囲気で、365日体制で出産をサポート。自然分娩を基本とし、また、子宮がん検診や子宮筋腫・卵巣の検査なども行い、わかりやすい指導とあたたかい医療を提供することを第一に診療を行っておられます。
岩沢クリニック 院長 岩澤 博司 様
●もともと、電気駆動式のエアコン(EHP)を考えていたのですが、当時、契約電力内に収まらないとのことで、ガス駆動式のエアコン(GHP)を採用しました。
●しかし、定期的なメンテナンス契約など経費がかかる上に、後半にはエンジン等の深刻な故障が多発。修理に時間がかかる上に、費用も小さくなかったことから東京電力に相談したところ、親身に応じてくれ、丁寧に提案をしてくれました。
●既設GHPのメンテナンス契約が切れたのを機に、再度EHPを検討いただきました。
●10年の年月を経て、EHPの省エネ性も大きく進化したんでしょうね。今回、ご提案いただいたVe-upQRは同じ規模で契約電力内に充分に収まるとのことで、採用を決定しました。
●以前のGHPもそうだったのですが、スタッフルームは医療機器の発熱もあって、冬場でも冷房が必要な時があり、また、春先や秋は、妊婦さんの体調に合わせて冷暖房を切り替えたいとの考えもあり、部屋ごとに冷暖房を切り換えたいとの思いがあって、冷暖フリーシステムを採用していました。
●今回のダイキンさんのVe-upQRは、高効率運転で冷暖房混在の運転が行える上、同時運転の冷房排熱を暖房エネルギーに有効活用できる熱回収機能を搭載しているそうで、冷暖混在運転時の省エネ効果を高めてくれる点に大いに興味をもちました。
●できれば空調を止めたくない気持ちです。それゆえ、空調更新は手早く、影響の少ない工事でお願いしたいと要望しました。
●既設GHPの冷媒配管をそのまま再利用するため、ほとんど室内・外機の交換だけの工事。私の自宅の駐車場も機器置き場に使い、必要な機器を先ずは全て搬入。
●まず、廊下などの共用空間を仕上げ、簡易的に空調環境を維持。その後、病室の使用状況に合わせて、順次、入れ替えを行ってもらいました。
●6月1日から27日の工期で完了。スタッフや工事関係者の方々の尽力もあって、なんとか本格的な冷房シーズンには間に合ってくれて一安心。患者様への影響も最小限に抑えられたと思います。
●基本的にどの室内機もワイヤレスタイプのリモコンで操作。共用空間はスタッフがリモコンを管理し誤操作を防止。各病室もワイヤレスならベットからも操作が楽と考えました。
●ナースセンターにON/OFFコントローラーを設置。院内のエアコンの消し忘れ、故障の発見などがここで簡単に管理できるようになって労力的にも助かっています。
●運転効率に優れたシステムと、キメ細かな運用管理ができるコントローラーへの更新で、快適性を維持して大きな省エネ効果が出ることに期待しています。